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(農研機構)カモ等がハス田の泥中のレンコンを食べる様子を初確認-夜間に生じる「カモ被害」の実態の把握に向けて-

2022年12月02日

全国一のレンコン産地である茨城県霞ケ浦周辺では、カモ等によるレンコン被害が報告されており、その被害額は、鳥類による全国の農作物被害額の約1割を占める年間約3億円(2020年度)にのぼっている。
農研機構は、野生のカモ等が、水が張られたハス田の泥中にあるレンコンを食べる様子の確認に初めて成功した。ハス田に試験的にレンコンを埋め、夜間のカモ等の行動を動画撮影した結果、一部のカモ等(マガモ、オオバン)が倒立したりして、水面下約40cmの深さまで採食することがわかった。マガモでは、途中、脚で泥を掘る行動も見られた。
本成果は、夜間に生じる「カモ被害」の実態の理解に役立つとともに、今後の対策手法を検討していくために重要な知見となる。


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