(農研機構)野外の生物集団の遺伝子頻度を効率よく推定する統計モデルを開発-複数個体を一括して抽出したサンプルにおけるDNA量の個体差に対処する-
2022年10月14日
農研機構、宇都宮大学、京都大学の研究グループは、各個体から得られるDNA量のばらつきを「ガンマ分布」という確率分布で近似することにより、生物集団における対立遺伝子の比率を、その推定値がどの程度確からしいかの指標(信頼区間)とともに推定できる統計モデルを開発した。
本成果を定量PCRや量的DNAシーケンシング等の遺伝子診断技術に適用することで、個体別診断よりも少ない検査回数で、薬剤抵抗性害虫や外来種の蔓延状況を高精度に把握できる。
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