(農研機構)葉緑体成分フィトールがネコブセンチュウ防除に有効であることを確認-新しい線虫防除技術の開発に期待-
2021年01月25日
農研機構は、葉緑体の成分であるフィトールが、難防除のネコブセンチュウ防除に有効であることを発見、トマトなどにフィトールを与えると、ネコブセンチュウによる被害が抑えられることを、室内実験で確認した。
フィトールには殺線虫効果はなく、植物の線虫抵抗性を高めることにより、線虫の被害を抑えることも分かった。今後は、ほ場での有効性を確認するとともに、他の重要植物寄生性線虫であるシストセンチュウやネグサレセンチュウに対する効果も検証。さらに、農薬メーカー等の民間企業との連携により、フィトールを用いた線虫防除剤の開発を目指すこととしている。
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