(農研機構ほか)日本コムギ農林61号など世界15品種の高精度ゲノム解読に成功~ゲノム情報を利用した迅速な分子育種技術の開発に期待~
2020年12月01日
横浜市立大学木原生物学研究所および農研機構、京都大学大学院農学研究科、(株)ヒューマノーム研究所らの研究グループが参加した世界10か国から成る国際共同研究コンソーシアム「国際コムギ 10+ゲノムプロジェクト」は、世界各地で栽培されているコムギ15品種のゲノム解読に成功した。日本チームは、日本を代表する実用品種「小麦農林61号」の解読に加え、進化ゲノム解析や染色体観察を担当した。
今後、ゲノム情報を活用したパンコムギの育種研究や品種改良が、国内外で飛躍的に進むと期待され、その中でも農林61号は今回同時に解読された欧米の品種群とは大きく異なる遺伝的背景を持つため、アジアのコムギ品種の参照ゲノムとして広く利用されていくと考えられる。
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