(農研機構)X線CTで、ポット植え作物の根を非破壊で可視化することに成功
2020年07月20日
農研機構とかずさDNA研究所は、X線CTを応用し、土中の作物の根を非破壊で迅速・簡便に3次元的に可視化する技術を開発した。
根の形は養水分の吸収効率に影響し、作物生産に大きく関わる農業上重要な特徴であるが、その評価には多大な労力がかかることから、これまで根の形の品種改良はほとんど進んでいなかった。今回、X線CT撮影条件と画像処理技術を最適化することにより、ポットに植えたイネの根を十数分で可視化することに成功。本成果は、根の形の品種改良をはじめ、根の生育診断による個々の農地に合った最適品種の選定など、農業分野での幅広い活用が期待できる。
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