多収でβ-グルカンが多い "もち性大麦(もち麦)"新品種「きはだもち」 -関東~東海地域向け、栽培しやすく食感も良好-
2019年11月12日
農研機構は、「機能性成分」である水溶性食物繊維β-グルカンを多く含むもち性大麦(もち麦)の新品種「きはだもち」を育成した。
「きはだもち」は、大麦の重要病害であるオオムギ縞萎縮病に抵抗性を持つとともに、穂発芽しにくく、耐倒伏性に優れており、既存のもち性大麦品種と比べて多収となっている。また、もち性大麦品種の中でもβ-グルカン含量が高く、食感も良好。栽培適地は主に関東から東海地域の無雪地帯で、千葉県と栃木県内で栽培が始まっている。今後、もち性大麦を原料とした各種製品の開発による町興しや6次産業化による地域農業の活性化に貢献することが期待される。
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