世界の穀物収穫面積の3分の1で3ヶ月前に収量が予測可能に
2019年01月18日
農研機構農業環境変動研究センターはAPEC気候センター(APCC)と共同で、穀物の世界的な収量変動(対前年の収量増減)を予測する方法を新たに開発した。
5つの気象機関が作成する短期気候予測(季節予測)を利用することにより、トウモロコシ、ダイズ、コメ、コムギの収量を、前年からの変動という形で、世界の収穫面積の約3分の1で収穫3ヵ月前に予測できた。オーストラリア(コムギ)など日本の輸入先を含む世界の生産国の約4分の1で、国別の収量変動予測もできるようになった。
農研機構ではAPCCでの実運用を目的に、この方法を用いた全世界対象の収量変動予測サービスを国際機関向けに開発しており、2019年~2020年の試験運用を予定している。
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