根粒菌とマメ科植物のせめぎ合いのメカニズム ~根粒菌分泌タンパク質が共生を流産させる仕組みの発見~
2018年08月17日
東北大学大学院生命科学研究科は、農業・食品産業技術総合研究機構、鹿児島大学、九州大学と共同で、共生不和合の仕組みを報告。根粒菌の分泌タンパク質の一つであるNopPのアミノ酸変異が原因となり、ダイズ宿主植物のRタンパク質の一種であるRj2タンパク質を介して強力な宿主免疫系が起動され、根粒菌の初期感染過程を抑えることを明らかにした。
この研究の成果は、微生物に対する高等生物の免疫系や共生微生物の進化に関する基礎研究とマメ科作物の持続的栽培における根粒菌利用への貢献が期待される重要な報告となる。
詳細はこちらから