農業水利施設の管理を地図上に記録して効率化 -べテラン管理者のノウハウを見える化-
2017年09月14日
農業用水路等の農業水利施設では、水路の水位観測や分水調整等の日常の維持管理を担う職員の高齢化が進み、管理ノウハウの将来への継承が困難になっている。そこで農研機構は、農業水利施設の管理ノウハウや日々の管理日誌を記録し、地図上で参照できる「水利施設管理台帳システム」を開発した。
このシステムを利用して記録をデータベース化することで、施設の管理ノウハウや老朽化状況、ゲリラ豪雨などの災害記憶を将来に継承でき、日常の管理にも役立てられる。操作は、現場の状況をモバイル機器を使って写真やメモで記録したり、専用の台帳フォームに情報を入力するだけと簡単で、ノウハウの伝承が困難な小規模の土地改良区での管理にも適している。
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