イネの防御物質生産の鍵となるタンパク質を発見 -ストレスに強いイネの育成へ-
2016年03月11日
国立研究開発法人農業生物資源研究所は、東京大学生物生産工学研究センター、東京理科大学理工学部、帝京大学バイオサイエンス学科と共同で、イネが様々なストレスに対して生産する複数のファイトアレキシンという化合物の生産量の調節に、1つのタンパク質(DPF)が大きな役割を果たしていることを発見した。
DPFを作る遺伝子の働きを強くしたイネは、ストレスに対して生産される7種類のファイトアレキシンの量が数百倍~数千倍に増産されたことから、このイネはストレスに強いと予測される。今後、DPF遺伝子を活用したストレスに強いイネの育成が期待される。
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