キュウリ黄化えそ病に強いキュウリの育成が可能に ! -キュウリ黄化えそ病抵抗性の育種素材の育成-
2015年12月03日
農研機構は、キュウリ黄化えそ病に対して抵抗性を持つ新たな育種素材「きゅうり中間母本農7号」を育成した。
キュウリ黄化えそ病は、日本での発生が世界で初めての報告であるため、海外において抵抗性を持つ遺伝資源に関する知見がなかったが、このたび、農研機構が保有する772点のキュウリ遺伝資源の中から抵抗性素材を見いだし、抵抗性を持つ育種素材を育成することに世界で初めて成功した。
「きゅうり中間母本農7号」はメロン黄化えそウイルスに感染はするが、従来の品種に比べて病徴は軽く、収量の減少も抑えられる。本品種を育種素材とし、また、これまでに開発したキュウリ黄化えそ病抵抗性の有無を検出するDNAマーカーを選抜に利用することで、効率的にキュウリ黄化えそ病抵抗性キュウリ品種を育成することが可能となる。
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