稲発酵粗飼料に適する水稲新品種「べこげんき」を育成 -東北地域において早生・多収-
2014年10月27日
農研機構は、黄熟期に穂及び茎葉を収穫しサイレージにして牛に給与する稲発酵粗飼料に適した水稲新品種「べこげんき」を育成した。
「べこげんき」は、東北地域中部において出穂期が「べこごのみ」に比べ約2日遅いが"かなり早"に属し、食用品種「あきたこまち」の収穫前に黄熟期収穫することが可能。育成地(秋田県大仙市)において、黄熟期の穂及び茎葉を含めた地上部全体の乾物収量は、既存の稲発酵粗飼料用品種「べこごのみ」に比べ約6%多収。耐倒伏性は「べこごのみ」に比べ強く、多肥の直播栽培でもほとんど倒伏しない。秋田県平鹿地域において、平成26年より栽培が開始されており、平成27年度以降は30ha以上の作付けを見込んでいる。
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