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カドミウムをほとんど含まない水稲品種 「コシヒカリ環1号」

2014年02月06日

(独)農業環境技術研究所は、イネにカドミウムをほとんど含まないコシヒカリの突然変異体を開発、その原因遺伝子を特定した。
農業環境技術研究所は、(独)農研機構 作物研究所と共同で、この変異体の重要な各形質 (生育、収量、食味、病害耐性など) を調査し、「コシヒカリ」 と同等であることを確認し、 「コシヒカリ環(かん)1号」 として品種登録出願した。
「コシヒカリ環1号」 のコメ中にはカドミウムがほとんど含まれない上、その他の形質と栽培方法は 「コシヒカリ」 とほとんど変わらない。
「コシヒカリ環1号」 を育種素材として交配することで、国内の水稲品種に低カドミウム形質を導入することができる。現在、利用を希望する育種機関に 「コシヒカリ環1号」 を提供しており、65の水稲品種及び系統に 「コシヒカリ環1号」 が交配されている。このような低カドミウム品種の普及によって、我が国でヒトが摂取するカドミウム量をさらに減少させることが期待できる。


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