晩播栽培において多収で、味噌の原料に好適な大豆新品種「あきまろ」
2011年12月27日
農研機構 近畿中国四国農業研究センターは、味噌への国産大豆使用拡大を目指し、淡色味噌に適し、ダイズモザイク病に強く多収性の大豆新品種「あきまろ」を開発した。
「あきまろ」は成熟期が「フクユタカ」と同程度の晩生種で、晩播栽培(7月播種)において多収で、子実の外観品質が優れている。ダイズモザイク病の病原の1つであるダイズモザイクウイルスA2系統に対して抵抗性を持っており、本病による減収や障害粒発生を防ぐ。また、最下着莢節位高が高いため、コンバイン収穫時の土混入による汚粒発生を軽減できる。これらの特性を持つ「あきまろ」は、本地域の大豆作の収量や品質を向上させ、地域の大豆作拡大や農業振興に貢献することが期待される。
詳細はこちらから