多収で外観形質の優れるヤーコン新品種「アンデスの乙女」
2011年12月02日
農研機構 近畿中国四国農業研究センターは、多収でイモ(塊根)がひび割れしにくいヤーコンの新品種「アンデスの乙女」を育成した。ヤーコンはキク科の比較的新しい野菜で、フラクトオリゴ糖を多く含み、甘みのあるイモを食用にする。南米アンデス高原を原産とするため、国内での栽培には日本の気候に適した品種に改良をする必要があり、近畿中国四国農業研究センターでは、これまでに日本の気候に適した品種の育成を進め、3品種を発表してきた。今回育成した「アンデスの乙女」は、栽培適性の改良に加えて、収量性の向上、イモのひび割れを抑えることによる品質向上を目指して育成した品種。また、イモの表皮は、これまでの品種にない、鮮やかな赤紫色となっている。
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