50年後に想定される高いCO2 濃度条件下では、コメの高温障害はさらに進行
2011年06月29日
―2010年の猛暑下における FACE実験結果から予測―
(独)農業環境技術研究所は、イネのFACE (Free Air CO2Enrichment;開放系大気 CO2増加) 実験を2010年の猛暑下で実施し、大気中の二酸化炭素 (CO2) 濃度の増加がイネの収量・品質に及ぼす影響を調査した結果、CO2濃度を高くすることによってコメの収量は増加したが、白未熟粒が著しく増加し、コメの品質を左右する整粒率は大幅に低下した。将来予測される高温・高CO2環境での品質の維持・向上に向けた取り組みが今後重要となる。
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