提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ
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●背景
岡山県勝英地域(1市2町1村)は県内の約5割(510ha)の黒大豆(丹波黒)を栽培する産地である。しかし、高齢化や担い手不足、また収量・品質の低下などにより、作付面積は近年減少傾向にある。
特に、収量・品質の低下は、①連作による地力の低下、②湿害等による出芽苗立の悪さから来る欠株の多さや初期生育の不良が大きな要因となっている。
●目標
(1)小畝立て播種技術による出芽苗立ちの安定及び初期生育の確保
(2)深層施肥技術による収量・品質の向上
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播種作業 | 能率と効果 |
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![]() 播種作業の様子 ![]() 播種および模式図 ![]() 深層施肥位置 |
播種作業は10分/10aで実施した。 小畝の高さ:6~7cm 播種深度:2~3cm 深層施肥位置:深さ16cm程度 ●型式 トラクター(44PS・SKL44ZH-PC) 小畝立深層施肥播種機(KDS-HHS) |
収穫 | 能率と効果 |
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![]() 左/実証区、右/慣行区 |
実証区は慣行区に比べて分枝数、総莢数、稔実莢数が増加した。 収量は、慣行219kg/10aに対し、実証区は273kg/10aと、大幅な増収となった。 |
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