着果促進処理が不要な単為結果性トゲなし長ナス『PC筑陽』の種子を新発売
2017年12月05日
タキイ種苗は、2017年度の新品種として、着果促進処理が不要な単為結果性トゲなし長ナス『PC筑陽』の種子を発売する。
『PC筑陽』の品種特性
●強い単為結果性
『PC筑陽』の開花時の花には、通常品種よりも高い濃度のオーキシンが含有されており、これが単為結果(※)を引き起こす一因であると推定される。これにより、高温時や厳寒期といった、着果力が劣りやすい時期であっても、安定的に高い単為結果性を発揮する。
●高い秀品性
果形は、従来品種によく見られる"果実の曲がり"が少なく、時期を問わず高い秀品率を維持する。果実の腹太りがよく、ボリューム感が出るのも特長。
●トゲの発生がない
収穫や選果の際、トゲがないことで傷果が減り、商品価値の高いナスが出荷できる。漬物加工業者にとっても、加工過程における傷の発生を減少するメリットがある。
●やわらかな肉質で食味がよい
肉質がやわらかで料理の適応幅が広いのが特長。特に炒め物などにすると、独特のとろみが出て食味のよさが引き立つ。タネが入らず果皮の歯切れもよいことから、漬物加工にも適する。
※単為結果 :受粉・受精しなくても果実ができること
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