提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


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(クボタ)トラクタ・田植機・コンバインの3機種で自動運転を初公開

2017年01月31日

(株)クボタは、京都で開催した「2017新春のつどい(製品展示会)」において、実演を交えて現在開発中の自動運転農機を先行発表しました。今後、当社は自動運転技術の早期確立と早期市場投入に取り組み、日本農業の競争力強化に貢献していきます。

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ファームパイロット(Farm Pilot)

(1)自動運転農機開発のねらい
○日本農業は高齢化による離農や委託の増加により、担い手農家への農地集積・規模拡大が一層加速しています。規模拡大を図る上で、担い手農家は人員の確保が必要になりますが、農家戸数の減少や高齢化により熟練した技術をもった人員の確保が困難になってきています。
○また平成27年に策定された「食料・農業・農村基本計画」でもロボット技術やICT等の先端技術を応用した技術開発の強化が提唱されており、人員の確保のみならず低コスト農業実現の側面からも次世代農業機械の必要性がますます高まってきています。
○このような環境変化を受け、当社はGPS(全地球測位システム)を活用した農業の省力化・高精度化、低コスト化に寄与することを目的として昨年から「ファームパイロット(Farm Pilot)」と称したGPS農機の販売を開始しました。
○自動運転技術の早期確立や当社が展開する営農支援システム「KSAS(クボタスマートアグリシステム)」と農機との連携強化など、今後も当社独自の技術開発を進めるとともにスピード感をもってGPS農機の拡充を図ります。

(2)実演の概要
○GPS農機を活用した1年間の農作業イメージ(耕うん・田植え・刈取り)を実演しました。
○また「KSAS(クボタスマートアグリシステム)」の圃場マップなどの情報とGPS農機を連携させた今後の開発の方向性を示しました。

(3)実演機種と作業内容
○トラクタ :60馬力クラスでの自動耕うん
○田植機  :8条植えでの自動植え付け
○コンバイン:普通型100馬力クラスでの自動収穫
○その他  :自動運転トラクタと野菜移植機の複合作業

(4)今後の展開
○「ファームパイロット(Farm Pilot)」シリーズの第3弾として平成29年6月より自動運転トラクタ(60馬力クラス)のモニター販売を開始する予定です。
(なお、今回の実演で用いた60馬力クラスのトラクタとは、機体デザインなど一部仕様が異なります。また販売形態、販売台数、希望小売価格なども未定です。)

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