提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


農業のポータルサイト みんなの農業広場

MENU

商品お役立ち情報



(株)クボタがトラクタ44型式を一斉モデルチェンジ

2009年07月06日


(株)クボタはこのたび、国内向け乗用トラクタの6割以上に相当する10.5~75馬力の5シリーズ44型式を一斉にモデルチェンジし、新シリーズ「ブルスターエクストラ」、「キングブルエクストラ」、「キングウェルフィフティ」、「キングウェルフィフティベルティオン」、「ニューシナジー」を発売しました。
また、今年は同社の乗用トラクタ発売50周年にあたることから、50周年記念特別仕様車も同時発売されました。節目の年に過去最大のモデルチェンジを実施し、市場の活性化を図ります。


【商品名】
クボタ乗用トラクタ
  • 「ブルスターエクストラ」(10.5~19馬力、9型式)
  • 「キングブルエクストラ」(17~33.5馬力、7型式)
  • 「キングウェルフィフティ」(24~34馬力、11型式)
  • 「キングウェルフィフティベルティオン」(39~55馬力、9型式)
  • 「ニューシナジー」 (50~75馬力、8型式)
  • 「特別仕様車 T245D、T265D」(24・26馬力、4型式)
【発売日】
平成21年7月1日
【開発のコンセプト】
近年、国内では食料自給率、食の安全・安心、環境保全などへの関心が高まっており、トラクタをはじめとする農業機械にも効率・精度の向上、省力化、省エネ、環境配慮などのニーズが強くなっています。
これらを背景に、兼業農家層向けには「もっと楽しく続けられる農業」をキーワードに、「もっと効率よく、もっと精度よく、ラクに安心して作業ができるトラクタ」というコンセプトで「ブルスターエクストラ」、「キングブルエクストラ」を開発しました。
一方、担い手層向けには、「もっと収益があがる農業」をキーワードに、「売上アップのための規模拡大・品質向上」と「収益アップのためのコストダウン」を両立するトラクタというコンセプトで「キングウェルフィフティ」、「キングウェルフィフティベルティオン」、「ニューシナジー」を開発しました。
(株)クボタは昭和35年に畑作用乗用トラクタを開発し、日本農業の機械化に貢献してきました。誕生50周年を迎えた今年は特別仕様車も同時に発売します。出力をベースモデルより1馬力アップし、大径タイヤも標準装備しながら価格を据え置いた割安感のあるモデルです。
【各機種の主な特長】
<全機種共通>
○安定感と高精度作業を可能にするパワクロ仕様を設定

 全機種に後輪がクローラ形式のパワクロ仕様を設定しました。広い接地面積による高いグリップ力で安定感があり、効率よく精度の高い作業が可能です。また、接地圧が低く土を踏み固めないので、作物に優しい土づくりが可能です。
<ブルスターエクストラ、キングブルエクストラ>
○効率のよい作業を実現
従来より0.5馬力大きいエンジンを搭載した(※1)ほか、旋回操作時に自動的に前輪 が倍速で回転することで簡単に極小旋回ができる機能を搭載(※2)し、スピーディーで効率的 な作業を可能にしました。パワーステアリングも搭載(※3)し、旋回操作の繰り返しによる疲労が緩和されます。
(※1:JB11X、KB23X、KB23X-PCを除く ※2※3:JB11Xを除く)
○満足できる仕上がりと補助者作業の軽減を両立
ほ場の凹凸でトラクタが傾いても電子制御で後方の作業機を水平に保ちます(G仕様、MA仕様)。 ほ場を美しく均平に耕うんできるため、補助者による耕うん後の手直し作業が軽減されます。
また、耕うんの深さを一定にできるため、作物の生育が揃い、収量増・収入増が見込めます。
<キングウェルフィフティ、キングウェルフィフティベルティオン>
○作業時間を短縮し、規模拡大に貢献
39~51馬力までの8型式は、出力を従来より1馬力大きいエンジンを搭載しました。また、34馬力以下の11型式は高出力・高トルクを広範囲に安定して発揮する大排気量エンジンを搭載し、担い手の作業効率向上のニーズに対応します。
○高品質な作物作りに役立つ高精度な作業を実現
水平制御機能はヘリコプターにも使用されているセンサーを用いて車体の傾きや傾く速度  を素早く検出・制御するほか、機体旋回時には遠心力の影響を補正するので、より高精度 な作業が可能です。
<ニューシナジー>
○大排気量エンジンを搭載し規模拡大に貢献
3620ccの大排気量エンジンを搭載し、余裕のある作業が可能です。作業時間を短縮し 規模拡大と使用燃料低減によるコストダウンに貢献します。また、最大2600kgfの大油圧揚力を発揮し、大型インプルメントを使用したさまざまな重作業にも対応します。
○低コスト農業に貢献
高騰する肥料価格への対応が農業経営の喫緊の課題です。車速連動対応作業機(別売り)の使用が可能になり、車速に合わせて肥料の散布量を自動調節し、散布ムラやムダを抑え生産資材費を低減できます。


●詳細はクボタ「農業ソリューション製品」ページをご覧ください