提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


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取り組みレポート



耕作放棄地で大豆を生産し、地域を活性化!(山梨県韮崎市)

2011年03月14日

 地域に増えつつある耕作放棄地を減らすため、山梨県韮崎市の農業生産法人武田の里・農援隊が、放棄地を再生して大豆を作り、味噌等の加工品を作っている。

 かつて養蚕が盛んであったこの地域では、放棄された桑園が森のようになっていた。
 クボタeプロジェクトが耕作放棄地再生を引き受けることになり、甲信クボタが作業や労働力を提供した。再生対象は1.9ha。



作業前のようす


 平成20年の秋、畑に生い茂った樹木を伐採し、草刈りを行った。重機を使って抜根し、プラウやロータリで整地した。見違えるような農地が甦った。


  
左 :表面の木や草を取り除く / 右 :プラウや重機による伐根


  
左 :トラクタによる整地 / 右 :畑の完成


 平成21年は、一部でタマネギを栽培したにとどまったが、22年から本格的に大豆栽培を開始した。
 平成22年7月1日、復元された畑に大豆の種が播かれた。



播種作業


 11月16日には、実った大豆がコンバインで収穫された。他の圃場で収穫された大豆とも併せて、味噌等の原料となっている。


  
左 :コンバインによる収穫作業 / 右 :収穫した大豆


 武田の里・農援隊では、大豆だけでなく、いずれは菜の花や野菜も育て、放棄地を少しでも減らしていきたいということだ。(みんなの農業広場事務局)