小学生が昔と今の収穫、脱穀を体験学習(兵庫県神戸市北区八多小学校)
2011年03月04日
神戸市立八多小学校の3年生21名と5年生23名が、手作業と機械による稲の収穫と脱穀をおこなって、昔と今のやり方を学んだ。
自分たちで田植えをし、いろいろな管理をして迎えた9月17日は、「手刈りの日」。慣れない手つきで鎌を持ち、慎重に稲を刈り取った。
一方、2条刈コンバイン「ラクティー」が、あっという間に稲を収穫。小学生たちが見守った。
左 :鎌で手を切らないように、慎重に / 右 :手刈りした後ははざがけをして乾燥させる
手刈りした稲は、はざかけをして乾燥させ、11月5日、晴天の下、脱穀に挑戦した。
まずは、昔ながらの千歯こきと足踏み式脱穀機で少しずつ脱穀。それに対して、2条刈コンバイン「ウィット」の脱穀は早いこと! 「昔は機械がなかったから大変だったんだ。知らなかった」と、小学生たち。また、「形が似ている!」と、今と昔の脱穀機と脱穀機構を比べて納得していた。
左 :地元の方に古い農機具の使い方を教わる
右 :足踏み式脱穀機で脱穀
左 :コンバインの脱穀部分の説明
右 :教室では、稲作と日本の農業の発展を勉強
体験学習のまとめに、小学生たちはクボタ堺製作所へ。最新の農業機械が作られる工場を見学した。展示されていた大きなトラクタに皆感心、物作りの現場に圧倒されていた。(みんなの農業広場事務局)