第17回花の国づくり共励会花き技術・経営コンクール 表彰式を開催
2008年04月09日
(財)日本花普及センターでは、花きの生産分野における技術と経営の向上・発展を図ることを目的に毎年度花き技術・経営コンクールを実施している。
第17回のコンクールは、昨年11月までに都道府県から推薦のあった経営体について、予備審査、本審査、現地調査が行われた。技術・経営に優れ、また、地域社会に支持と共感を得ていると認められる経営体が選出され、3月19日(水)、東京都港区・南青山会館において表彰式が行われた。
農林水産大臣賞を受賞した黒臼秀之氏(埼玉県)は、国内で茎頂培養により増殖したコチョウランのフラスコ苗を、台湾に送って栽培し、20カ月かけて花芽を分化させた状態で再び国内に空輸する体制を確立し、リレー栽培により、周年生産体制を確立している大規模農家である。
また、吉田正博氏(岐阜県)は、環境保全、病害対策に万全を期している大規模農家で、ミニガーベラをメインに、シクラメン、ポインセチア、ゼラニウム等数種類の鉢花を組み合わせ、一年中施設を利用することで効率生産を行っている。
左 : 黒臼 秀之氏(埼玉県) 右 :吉田 正博氏・京子氏ご夫妻と長男一憲氏(岐阜県)
各賞の受賞者は、次のとおりである。
「農林水産大臣賞」
●黒臼 秀之 (埼玉県さいたま市)
●吉田 正博 (岐阜県大垣市)
「農林水産省生産局長賞」
●平野 圭祐 (千葉県富津市)
●加藤 悟 (神奈川県横浜市)
●平野 和美・平野 照美 (愛知県海部郡)
「(財)日本花普及センター会長賞」
●石橋 正基 (佐賀県佐賀市)
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