提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ
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ダイコンの根部に、病気をはじめとして、内部の空洞化や褐色心腐れ、「す入り」などの発生はありませんでしたか。ダイコンは土中深く伸びるため、軟らかい土層が厚く堆積した火山灰土壌が栽培の適地です。
①ダイコンがデコボコ症状になるのは、カブモザイクウイルス病に感染した場合や、土壌が固く締まりやすい場合が考えられます。カブモザイクの場合は、ウイルスを媒介するアブラムシの防除を感染前に行います。土壌が硬い場合は、深耕や堆肥の施用などの土壌改良が必要です。
②裂根(割れ)は、生育前期に土壌が乾燥し、後半に降雨などで土壌の水分が多くなると発生します。また、収穫遅れで肥大過多になると裂根が多くなり、老化により「す入り」になります。