提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ
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どちらもアルカリ性なので同時使用できます。
使用量の目安は1㎡当たり、石灰窒素が50~100g、苦土石灰が200gです。
石灰窒素は名称のとおり窒素肥料で、約100日かかって、ゆっくり根から吸収・利用されます(緩効性)。
石灰窒素を土に混合すると尿素の形に変化します。変化に必要な期間は、3月頃で約2週間、秋野菜植え付けの8月ごろで4~5日です。この間、石灰窒素は肥料でありながら、土壌中の微生物(良い働きをする菌と悪いことをする悪玉菌)を殺菌し、害虫に接触すれば殺虫し、発芽したばかりの雑草のタネに接触して殺草する働きを持つ肥料です。
4月頃ならば、7~10日間後に野菜のタネまたは苗を植付けてください。
土に混ぜた場合、接触するものをすべて死滅させます。土はクリーンな状態になり、よい微生物(善玉菌)が急速に繁殖して、根がのびやすい状況を作ります。
石灰窒素は全農作物に使われています。肥料は、含まれるN、P、K、Mg、Ca、Sのバランスと施用量が重要です。間違いのないように使用しましょう。