提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ
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にんにくにも「黒腐菌核病」や「紅色根腐病」などの土壌病害による連作障害はありますが、青森県の生産者は、一般的に連作をします。数年の連作では、連作障害が問題となることは、ほとんどありません。むしろ、毎年堆肥を投入し、リン酸分や石灰分の施用など、土壌改良を続けていった方が収量性が高まってくるからです。
それでも、一般的には、作付け5~6年目が収量性のピークで、その後は徐々に低下してくるとも言われています。長い人で20年も連作を続けている人もいます。
ただし、極端な連作は、前述の土壌病害や茎葉の病害、イモグサレセンチュウなどの害虫が増加してくる場合もあります。また、リン酸過剰など土壌化学性が悪化していきますので、状況に応じてネギやタマネギ、らっきょうなど以外の品目(できればイネ科の緑肥、ソルゴーなど)との輪作が望ましいでしょう。