提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ
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現物を見ていないので断定はできませんが、「ばれいしょそうか病」と思われます。
「ばれいしょそうか病」にかかると、径5~10mm程度の褐色、コルク化したあばた状の病斑が塊茎(いも)表面に現れます。多発すると、病斑が融合して全面を覆います。
原因は、圃場で前年発病していた、保菌種いもを使用した、肥大期の高温、乾燥(少雨)、土壌pHが高い(5.0以上で発生し6.0以上で多発)、連作、未熟有機物の施用、などが考えられます。
対策は、無病種いもを使用するか、種いもを消毒します。
また、土壌pHの調整をします。
種いもの消毒に使う農薬や、土壌pHの調整に使う資材については、もよりの農業普及センターにご相談ください。
また、似た症状が出る原因としては、収穫前の二次肥大、線虫被害、粉状そうか病(糸状菌病)、亀の甲症(ストレプトマイセス属菌)、収穫前の過度の土壌水分による皮目肥大なども考えられます。病害図鑑等で確認するか、もよりの農業普及センターにご相談ください。