提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ
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肝てつ症を引き起こす肝てつ(吸虫の一種)は、水田などに生息するヒメモノアラガイを中間宿主として増殖し、イネなどに付着するために稲わらを通して感染したことから、イネWCSの給与で不安視する声もありました。肝てつは有機酸によるpH低下やサイレージ調製によって死滅あるいは感染力を失うことから、以下のように対応します。
①WCS用イネを細断して詰め込み密度を高めて発酵品質の優れたpHの低いサイレージを調製する。
②サイレージ調製してから60日以降に給与を開始する。
③サイレージの給与をはじめてから3カ月程度たってから、念のために寄生虫卵検査を行う。