提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ
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通常、麦踏みは4葉期以降と言われていますが、3葉期以降から可能だと思います。ただし、この時期は麦が傷つきやすいので、軽めに行うことが肝要です。
注意してほしいのは、砕土の悪い圃場(大きめの土塊3cmくらいが多い)です。幼苗(~3葉期)は特に傷つきやすく、粗い土塊が断根等を引き起こし、麦の初期生育を阻害することがあるので、麦踏みは控えた方が良いと思います。
また、必ず土壌が乾燥した状態で行うようにし、土壌が湿潤な状態では行わないでください。土が締まり根の伸長を阻害します。
麦踏みは、土壌の凍み上がりによる根の障害軽減、茎数増加、倒伏防止等の効果が期待できますが、一時期的に生育を抑制する作業です。圃場・気象条件が悪い時、生育が良くない時は延期してください。