提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ
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「苗浮き」と言うのは、田植機で移植した苗が移植後すぐに浮き上がってしまい、風に流されるなどして欠株になると言う状況かと思われます。一般論ですが、そのような状況が生じる場合の原因と対策を以下に列挙します。
原因 :植付時の土が柔らかすぎる
対策 :代かきから田植までの日数を空ける
原因 :植付時の水が多すぎる
対策 :できるだけヒタヒタ水(水深1cm程度)で植え付ける
原因 :苗の植付深度が浅い
対策 :2~3cmが理想だが、土が柔らかい場合はやや深めにする
原因 :苗土の量が少ない
対策 :育苗箱の床土をやや多めにするか、田植時の苗の掻き取り量を多くする
原因 :苗の徒長
対策 :苗が徒長していると風の影響を受けやすいので、徒長させないようにする
原因 :ユスリカ
対策 :有機物が多い水田では幼虫が多発し苗浮き上がりの原因となるので、有機物の多投を控える