提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


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よくあるご質問(pick up!)


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ボカシ肥をつくる際、好気性、嫌気性発酵等色々な菌を使いたいと思います。納豆、ヨーグルト、豆乳、みそ、酒粕、イースト菌等がありますが、どれでも問題ないでしょうか?

例として挙げられたもの(菌)は、どれを使用しても問題ありませんが、好気性か嫌気性かの区別よりも、土のpHが重要と考えます。
pHは土に含まれる菌によって変わります。酸度が下がるほど、土の中の糸状菌(多くの土壌病害の原因となる病原)が繁殖しやすく、アルカリ性では細菌(バクテリア)が繁殖しやすくなります。中性に近い土には、善玉菌が繁殖します。自然の状態では、わずか1gの土の中に数億の微生物が存在するといわれています。


●ボカシ肥の作り方
①山土と言って、肥料が少なく土壌病原菌のない土を使用します。畑土であれば、地表から50cm以下の土を使用します。
②土に米ぬか、脂かす、魚かす、骨粉、乾燥鶏ふんなどをよく混ぜ、表面をシートで覆って2~3カ月ほど堆積します。途中で1回切り返します。


※米ぬかを使った分量の一例
土250kgに対し、米ぬか15kg、油かす100kg、魚かす50kg、骨粉50kg、乾燥鶏ふん50kg。(有機質肥料が主体)