提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


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麦・大豆

大豆編 大豆の品種と栽培型

(2015年7月 一部改訂)
(2024年6月 一部改訂)

はじめに

●大豆は地域ごとに適応する品種が異なるので、初めて栽培する際には、品種や栽培の情報を地域の農業改良普及センターなどから十分得ておきます。
●また、大豆は稲麦など他の作物との輪作で作付けられるため、作付け体系の中での位置づけを考慮して、早晩性を選択する必要があります。
●奨励品種以外の在来品種や特殊な品種などでは、助成を十分に受けることができない場合もありますので注意してください。
●より詳細な品種の特性は、以下のページで調べることができます。

 ▼ 国産大豆の品種特性(農林水産省)
 ▼ 品種(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構)

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成熟期の大豆

地域別の主な品種と栽培型

「北海道」
●主要品種は「ユキホマレ」ですが、多くの奨励品種がありますので、地域や目的にあった品種を選択します。

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「ユキホマレ」 早生で耐冷性に優れ、倒伏性にも強い北海道の基幹品種

●播種適期は5月の中下旬ですが、播種が遅れた場合は早生品種を選び、播種密度を高めて栽培します。また、降雪害を回避するため、成熟後は速やかに収穫します。
●最近の品種の多くは耐冷性を備えていますが、冷害の多い地域では、耐冷性の強い「とよみづき」「とよまどか」などの品種を選びます。

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「とよまどか」の草姿
(提供 :道総研 十勝農業試験場 小林 聡)


●全道的にシストセンチュウが多発しているので、適切な輪作を行うとともに「ユキホマレR」などの抵抗性品種を選びます。
●南部では比較的冷害が少なく、降雪もやや遅いので、黒大豆の「いわいくろ」、極大粒の「ツルムスメ」「ゆめのつる」「タマフクラ」などの晩生品種も栽培できます。
●中南部では、わい化病が発生しますが、防除が不要な抵抗性品種はまだ育成されていないので、多発地域では、媒介虫のアブラムシ防除が必要です。


「東北」
●南北に長い地域のため、県ごとに主力品種が異なります。
●北部は大豆単作で播種適期は5月中下旬ですが、大規模化が進むにつれて6月中下旬まで播種がずれ込むことが増えています。晚播になる場合は早生品種を選択するとともに、栽植密度を上げて対応します。中長期的には耕耘同時播種や高速播種技術を導入して適期に播種できる作業体系の検討も行います。
●中南部の播種適期は6月上中旬ですが、麦後大豆となる地域では6月下旬以降になるケースもあります。晚播になる場合は栽植密度を上げて対応します。麦後晚播で十分な生育期間がとれない地域では、立毛間播種を行っている例もあります。
●播種後に低温が続いて発芽が遅れ、タネバエ等の被害を受けやすくなることがあります。発芽が遅れそうな場合はクルーザーMAXX等の種子塗抹処理を行うことで発芽が安定します。
●北部では早生の「おおすず」や豆腐加工適性が高い「リュウホウ」が主力品種となり、その他「シュウリュウ」などが栽培されています。
●「シュウリュウ」は生育期除草剤(ベンタゾン)に感受性が高いので注意が必要ですが、モザイク病や紫斑病に抵抗性で倒伏に強いことから、コンバイン収穫に適します。
●中南部では、機械化適性の高い「リュウホウ」「タンレイ」「タチナガハ」、白目大粒の「ミヤギシロメ」などが栽培されていますが、近年倒伏に強く難裂莢性の「里のほほえみ」の栽培が増えています。

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 :「おおすず」 大粒で豆腐・煮豆に適し、やや早生で倒伏に強く、コンバイン収穫に適した品種
 :「リュウホウ」 シストセンチュウに強く、倒伏や裂莢も少ないコンバイン収穫に適した品種


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大粒で倒れにくい難裂莢品種「里のほほえみ」
「里のほほえみ」は「エンレイ」に比べて大粒で倒伏に強い
(提供 :農研機構 東北農業研究センター 菊池 彰夫)


●地域によってシストセンチュウやモザイク病などの病虫害が多発しますので、病虫害抵抗性にも留意して品種を選択するとともに、適切な輪作や薬剤防除などを行います。


「北陸」
●大豆単作が多いですが、一部地域では大麦後の作付けが行われています。播種適期は5月下旬~6月上中旬です。
●高タンパク質で豆腐に適する「エンレイ」が主力品種でしたが、大粒で倒伏しにくい「里のほほえみ」や「エンレイ」に難裂莢性(成熟後の莢がはじけにくい性質)を導入した「えんれいのそら」が主力品種となり、その他「シュウレイ」なども栽培されています。

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「エンレイ」に難裂莢性を導入した品種「えんれいのそら」

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60℃、3時間の通風乾燥処理後の莢の状況
左 :「えんれいのそら」 難裂莢性のため莢のはじけは極わずか
右 :「エンレイ」 すべての莢がはじける


●「里のほほえみ」や「えんれいのそら」など難裂莢性品種は成熟後の莢ははじけにくいですが、収穫時期は比較的降雨が多い地域なので、しわ粒の発生などの品質低下を避けるため、成熟後は速やかに収穫します。
●「里のほほえみ」は早播すると裂皮しやすくなるので、極端な早播は避けます。
●低収化が目立つ地域では、有機物の投入や深耕のほか、農業改良普及センター等と相談して多収品種への置き換えも検討します。

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大粒良質で高タンパク質な品種「シュウレイ」

●夏季の高温・干ばつが顕在化しているので、深耕による作土層の確保を行うとともに、干ばつ時には畦間灌水などを行って被害を軽減します。
●以前はウコンノメイガなどの食葉性害虫が目立ちましたが、近年はカメムシ類などの莢実害虫の被害も増加しているので、発生状況を見ながら適切な防除を行います。
●台風や秋の長雨によって、紫斑粒や腐敗粒の被害が出やすい地域なので注意します。
●殺菌剤散布、播種時期の分散、熟期の異なる品種の作付け、などの対策を取り、気象災害の危険分散を図ります。
●紫斑病は薬剤耐性菌が出現しやすいので、同一薬剤の連続使用は避けます。

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大豆の湿害(左)と、台風後の長雨による莢内発芽(右)


「関東・東山」
●関東地域の主力品種は倒伏性に強い「タチナガハ」でしたが、近年「タチナガハ」の青立ちや低収化が目立つようになり、大粒で倒れにくい難裂莢性品種「里のほほえみ」に置換えが進みました。
●「里のほほえみ」の播種適期は6月中下旬ですが、最近は小麦との輪作の関係で、大豆の播種期が遅くなる傾向にあり、播種期が7月上中旬に行われることが多く、8月にずれ込むこともあります。その場合は栽植密度を高めるなどの工夫が重要です。
●「里のほほえみ」はベと病に弱いので、開花10日前~子実肥大期に薬剤防除を行います。
●「納豆小粒」や晩生の「フクユタカ」を栽培する場合は、倒伏や過繁茂を避けるため7月上中旬に播種します。

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 :「納豆小粒」 極小粒で晩播適性が高い、関東地域の代表的な納豆用品種
 :「フクユタカ」 へそ色が淡褐だが、タンパク質含有率が高く、豆腐に適した品種


●青立ちの発生を避けるために、莢実害虫の防除を徹底するとともに、コンバイン収穫時には、青立ち個体を除去して汚粒の発生を防ぎます。
●一部地域ではシストセンチュウの発生が見られますが、十分な抵抗性を持つ品種は育成されていないので、適切な輪作を行うとともに、発生圃場では作付けを避けます。
●東山地域で多く作付けされている「ナカセンナリ」はシストセンチュウに抵抗性を持ちますが、モザイク病に弱いので、発生地域ではアブラムシの防除を徹底します。

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「ナカセンナリ」 シストセンチュウに強く、倒伏も少ない、豆腐・味噌に適した品種

●豆腐加工適性に優れる「すずみのり」は、倒伏が少なく作りやすい品種ですが、シストセンチュウや黒根腐病に弱いので、連作を避けるとともに、多発した圃場では作付けを行わないようにします。

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大粒で外観品質に優れる「すずみのり」
(左から「すずみのり」、「すずほまれ」)
(提供:長野県野菜花き試験場 関 功介)


●9月下旬に長雨が続く場合は、紫斑病が発生するので、殺菌剤散布などの対策が必要です。


「近畿・中国」
●主力品種の「サチユタカ」は倒伏に強く、高タンパク質で、豆腐加工に適しています。
●近年は「サチユタカ」に難裂莢性を導入した「サチユタカA1号」や、難裂莢性に加えて各種ウイルス病抵抗性を導入した新品種「はれごころ」の普及が進んでいます。
●滋賀県の「ことゆたか」は難裂莢性品種「ことゆたかA1号」に置換えが進んでいます。

●温暖な地域のため、播種可能時期が6月上旬から7月上旬までと長いですが、晩播となる場合は播種密度を高めます。
●梅雨明け後に高温・干ばつが生じやすいので、晴天が続くときは暗渠を閉じるとともに、必要に応じて畦間灌漑等で灌水を行います。
●「サチユタカ」「サチユタカA1号」は褐斑が出やすい品種なので、モザイク病の多発地帯では作付けを避け、アブラムシ防除を徹底します。
●大規模化による刈り遅れが生じやすい地域では、難裂莢性を導入した「サチユタカA1号」「はれごころ」を用いることで、自然裂莢や収穫ロスを抑えることができます。

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莢がはじけにくい「サチユタカA1号」
「サチユタカA1号」は刈り遅れても裂莢が少ない
(サチユタカ(左)とサチユタカA1号(右))


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莢がはじけにくく複数のウイルス病に強い「はれごころ」
(左から「サチユタカ」と「はれごころ」) (提供 :農研機構 西日本農業研究センター 高田 吉丈)


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「はれごころ」のウイルス病抵抗性検定試験結果(上はウイルス接種個体の葉、下は接種個体から収穫した種子)。
左からダイズモザイクウイルスE系統(SMV-E)、ラッカセイわい化ウイルス(PSV)、インゲンマメ南部モザイクウイルス(SBMV)を接種した後に葉と種子に現われた病徴。「サチユタカ」の葉には縮れや色抜け、種子には褐斑が見られる。
(提供 :農研機構 西日本農業研究センター 高田 吉丈)


●価格が高い極大粒の「丹波黒」は、倒伏や病虫害に弱いので、倒伏防止の支柱設置や病虫害防除の徹底などの対策が必要です。
●近年「丹波黒」をエダマメで出荷する場合もありますが、エダマメと子実用では適用可能な薬剤が異なる場合があるので注意します。

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「丹波黒」(在来種) 極大粒の黒大豆で、煮豆やエダマメの食味評価が高い品種(「丹波黒」はいくつかの系統の総称)


「東海・四国・九州」
●主力品種の「フクユタカ」は、豆腐用として評価が高く、日本で最も多く作付けされている品種です。
●「フクユタカ」に難裂莢性を導入した新品種「フクユタカA1号」の導入も進んでいます。
●「フクユタカ」「フクユタカA1号」は晩生品種で倒伏しやすいので、極端な早播は避けて7月上中旬に播種します。
●福岡県で育成された「ちくしB5号(ふくよかまる)」は早播適性を備え、倒伏が少なく多収な品種で、福岡県で栽培面積が伸びています。
●「ちくしB5号」は難裂莢性を備えていないので、成熟後は速やかに収穫します。

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成熟期の「ちくしB5号(ふくよかまる)」
(提供:(株)クボタ 羽鹿 牧太)


●納豆用品種としては「すずおとめ」に葉焼病抵抗性を付与した小粒の新品種「すずおとめ2号」が普及しています。
●降雨が多く湿害が生じやすい地域なので、地域ごとにブロックローテーションを行うとともに、明渠や暗渠などで十分な排水対策を行い、部分浅耕播種、小明渠浅耕播種、畦立て播種などで適期播種に努めます。

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摘心処理により倒伏を抑えて栽培した「フクユタカ」

●早播きして生育量が過大になりそうなときは、摘心処理を行って倒伏防止に努めます。
●播種遅れが生じたときには、半日でも早く播種する、播種密度を高くするなどの方法をとります。
●カメムシやハスモンヨトウなどの虫害が激しい地域のため、適切な虫害防除を行います。

極多収品種の栽培

●米国やカナダ等の多収品種等を交配母本とした極多収品種の開発が進んでいます。
●これまでに、関東~東海地域の栽培に適する「そらみずき」、東海・九州地域の栽培に適する「そらみのり」が育成され、実用栽培が始まっています。
●北海道向け、東北・北陸向け、近畿・中国・四国向けの極多収品種の育成も進められています。

●「そらみずき」は関東地域では「里のほほえみ」、東海・近畿地域では「フクユタカ」に比べ3割程度の多収が期待できます。
●「そらみずき」は粒が従来品種に比べて小さく(百粒重18~20g程度)、へその色が淡褐です。主に豆腐に利用できます。

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「そらみずき」の草姿(三重県県現地圃場)
(左から「フクユタカ」、「そらみずき」)
(提供:農研機構 作物研究部門 加藤 信)


●「そらみのり」は東海~九州地域において「フクユタカ」より3割程度の多収が期待できます。
●「そらみのり」は成熟期が「フクユタカ」より1週間程度遅く、へその色は黄で、豆腐や納豆に利用できます。

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「そらみのり」の草姿(育成地)
(左から「フクユタカ」、「そらみのり」)
(提供:農研機構 九州沖縄農業研究センター 大木 信彦)


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「そらみずき」「そらみのり」の子実の外観
左から「UA4805」、「Santee」、「フクユタカ」、「そらみずき」、「そらみのり」
(提供:農研機構 作物研究部門 加藤 信)


●「そらみずき」「そらみのり」ともに難裂莢性や葉焼病抵抗性を有しています。

有色品種や成分改良品種の栽培

●一般に黒大豆は黄大豆に比べて単収が低く、直接支払交付金の対象外です。
●有色品種や成分改良品種は用途が限られることから、作付けにあたっては、契約栽培などであらかじめ経済性の検討や販路の確保を行うことが重要です。

「成分改良品種」
●青臭みを低減したリポキシゲナーゼを欠失した品種:「エルスター」(九州地域向け)、「くろさやか」(九州地域向け)、「すずさやか」(東北地域向け)、「こがねさやか」(近畿・中国地域向け)など。
●豆乳のえぐ味の原因となるグループAアセチルサポニンとリポキシゲナーゼが欠失した品種:「きぬさやか」(東北地域向け)、「すみさやか」(近畿・中国地域向け)。

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グループAアセチルサポニンとリポキシゲナーゼが欠失した品種「すみさやか」
(左から「すみさやか」、「フクユタカ」)
(提供:農研機構 西日本農業研究センター 高田 吉丈)


●貯蔵タンパク質の7Sグロブリンを低減:「ゆめみのり」「なごみまる」(東北地域向け)。
●貯蔵タンパク質の11Sグロブリンを欠失:「ななほまれ」(東山地域向け)。
●酸化しにくい脂肪酸を高めた高オレイン酸品種:「佐大H01号」(東海~九州地域向け)。
●タンパク質含有率が50%程度の極高タンパク質含有率品種:「とむたん」(北陸・関東地域向け)。

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極高タンパク質含有率品種「とむたん」の草姿
(左から「とむたん」、「サチユタカA1号」)
(提供:農研機構 作物研究部門 平田 香里)


「有色大豆、成分改良品種の栽培の注意点」
●在来品種は一般に病虫害や倒伏に弱いので、栽培時には病虫害防除などの対策をしっかり行います。
●「丹波黒」などの極大粒品種は、割れ粒を防ぐために収穫・脱穀時に過大な衝撃を与えないようにするとともに、過乾燥を避けます。
●「青丸くん」「あやみどり」「キヨミドリ」などの緑大豆は、成熟後の退色を防ぐため、すみやかに収穫するとともに、暗所に保管します。

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 :「青丸くん」 種皮・子葉色が緑で、倒伏や裂莢が少ない品種
 :「キヨミドリ」 種皮・子葉色がきれいな緑で、風味のある豆腐が作れる品種


●小粒黒大豆品種の「くろこじろう」や中粒黒大豆「くろさやか」、赤大豆新品種「ふくあかね」などは用途が限られますので、実需者ニーズに応じた生産が必要です。

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 :草姿に優れ倒伏しにくい小粒黒大豆「くろこじろう」
(左から「納豆小粒」、「くろこじろう」、「黒大豆小粒」)
 :粒大の比較。左から「丹波黒」、「くろこじろう」


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赤大豆新品種「ふくあかね」の子実
(左から「クロダマル」、「ふくあかね」、「フクユタカ」)
(提供:農研機構 九州沖縄農業研究センター 高橋 将一)


●有色大豆や成分改良大豆と普通大豆の混種を避けるために、コンバインを共用する場合は、機械内部を十分にクリーニングします。
●特にリポキシゲナーゼ欠失品種では、数パーセントの通常品種の混種によってリポキシゲナーゼ欠失の効果を失ってしまうので、特に注意が必要です。


執筆者
高橋 浩司
農研機構 作物研究部門 研究推進部 作物連携調整役