栽培のポイント
●種子は小さく、発芽に時間がかかります
●酸性の強い土を嫌うので、植付け前に石灰肥料を施します
●土の乾燥を嫌うので、土が乾いたら適宜かん水をします
●生育適温は15~20℃と、比較的涼しいところを好みます
栽培ごよみ
(南関東標準)
畑の準備
タネまき
支柱などを使って溝を作り、タネをまきます。
種子が隠れる程度に土を薄くかけ、ジョウロで十分に水をかけます。
発芽までに、2週間程度かかります。
追肥とかん水
本葉2~3枚のときと4~5枚のときに追肥をおこないます。
窒素成分の多い化成肥料を1㎡あたり50g、条間にすじ状にまき、土と軽く混ぜてかん水します。
ミツバは乾燥を嫌うので、土が乾いたら随時かん水をします。
日よけ・霜よけ
夏の暑さに弱いので、べたがけ資材などで日よけをします。
11月中旬以降に収穫する場合は、防寒・防霜をかね、べたがけ資材をかけます。
収穫
タネまき後、約70~90日で収穫となります。
茎の長さが15cm以上(草丈で25cm)になったら収穫をはじめます。
ミニ情報
■ミツバの種類(切ミツバ・根ミツバ・青ミツバ)と栽培法
切ミツバ、根ミツバは、主に4月~5月にタネをまき、根株の養成を行ないます。
切ミツバは10月頃に根株を掘り取り、軟化床に伏せ込み、茎長が十分に伸びたら株元から刈り取ります。
(習熟した床の管理が必要で、産地は限定されています)
根ミツバは冬に茎葉が枯れ、春先に芽が出始めた頃から数回に分けて株元に土寄せ、最終的に25cm程の土盛りを行ないます。
収穫時には盛った土を崩して、根付きで掘り取ります。
周年出回っている青ミツバは糸ミツバと呼ばれ、水耕栽培をしたものです。
根ミツバ用に株を養成中