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青虫の足あと【105】

2017年4月 3日

ミラクル、浜松レンコン 

山田早織


少し前に、テレビで「花粉症にはレンコンがいい」というのを見ました。
レンコン、おいしいよね~! 花粉症ではないけど、レンコンが食べたくなってきた~!! と、レンコンを食べたい病に。


そんなときに、SNSで「レンコン直売所でレンコンを買った」という投稿を見て、場所を調べたら浜松市内。市内でレンコンの直売所?! うれしい!!
すぐに向かった。


yamada_105_1.jpgそこは、なんの目印もないような、田んぼや畑が多い一帯。
突然「レンコン直売所」の手作り看板。
自動販売機(よく卵を売っているような箱型の自動販売機)がある小屋と、作業小屋があり、まわりを見渡すと田んぼが泥になっていて、葉っぱがなくなった茎の部分だけがたくさん突き出ているような状態のレンコン畑(畑じゃないか)が。


作業小屋に人がいたので入ってみると、今まさに採りたてのレンコンが!
「好きなの選んでよ~。今売ってたレンコンがなくなっちゃったもんで、あわてて掘ってるとこだで」とお母さん。


スーパーで買うと、節ごとや節の途中で切ったものだけど、本当に掘りたて。いっぱい節がつながってる~! うれしい~!!
使いやすそうなものを、自宅の分と実家の分と選ぶ。
「レンコンって、どのくらいの期間もつの?」と聞くと、「一カ月は持つよぉ。でも、できれば掘りたてを食べてほしいもんで、近くならまた掘りたてを買いにきてよ~」と。
レンコンが一カ月も持つというのもびっくりだし、レンコンの掘りたてを買えるというのもびっくりだ。


yamada_105_2.jpg今まで、「掘りたてのレンコン」という考えがなかった。
浜松って、ミラクルだ~!!
外の泥沼のなかでは、お父さんがレンコンを掘る作業をしている。
2月の寒い中、泥水に入っての作業は本当に大変だろう。
そんな姿を見ると、ますますこのレンコンはありがたい。


家に帰って早速調理。
しばらくは毎日レンコンが続くけど、うれしくてたまらない。
子どもも大好きなレンコン。
切り方を変えて、食感を変えて。シャキシャキ、ホクホク。
すってハンバーグにしたり。食べ方はいろいろ。


こんなに新鮮なレンコンが食べられるなんて!
大変な思いをしながらも、レンコンを作って直売してくれている農家さんに感謝です。


この直売所をいつまでも続けてもらえるように、私も買いに行くし、友人にもすすめようと思います。
(ただ、直売は2月いっぱいで終了。8月の再開が待ち遠しい!!)

やまだ さおり

静岡県浜松市出身。フランス料理店に勤務後、23歳で起業した(有)しあわせ家族代表取締役、園芸福祉士。培養土、花苗・野菜苗の販売のほか、庭づくりや商店のディスプレー、野菜の宅配など、関心とニーズのある分野に事業とボランティアを展開中。

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