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2016年7月14日
待っているトウモロコシ
山田早織
5月の終わりごろ。
連休も終わり、もう少しで梅雨入りする、やる気のないころだけど、みんなが待ち望んでいる時期でもある。
というのも、遠州森町ではトウモロコシの販売が盛んで、朝採りのトウモロコシを農園の直売所で販売しているからです。
その直売所での販売がものすごいんです。
年々人気が出てきて、お昼前には売り切れているところがほとんど。
さらに、みんな早起きをして買いに行くという。
今年のシーズン初め、知人がトウモロコシを買いに行くからと、自宅を5時半ころ出るといっていたので、びっくりしたものだ。
6時半ごろには、すでに150人ほどが並んで待っていたとのことで(販売開始は7時から)、人気の農園は、朝の一瞬の時間しか買えないこともあるらしい。
以前、のんきな私が、遅い時間に買いに行ったら、すでにどこにも人の姿がない状態だった。
私も子どもたちも、トウモロコシは大好きで、毎日毎日食べているといっても過言ではない。今年のシーズンに入って、どれだけトウモロコシをむいたことか。
それにしても、収穫したら直売でどんどん、はけていくっていうのがすごいな。
もちろん、予約して、直売が落ち着いたころに買いに行けるという場所もある。
でも、みんな採りたてを求めて早起きをし、はるばる直売所まで買いに行くんだもん。
消費者が、こんなにとりたてにこだわりを持ってくれる野菜って、ほかにあるんだろうか・・・。
こんなに理想的な売り方ができるなんて、すばらしいと思う。
「甘々娘」でブレイクした遠州森町のトウモロコシ。
安値で売らず、ブランド化できているのには、やっぱりおいしさが決め手なんだろうな。
私はベビーコーンも大好きで、トウモロコシが出始めるころに並んでいるベビーコーンも、ついついたくさん購入してしまう。
「最高にぜいたく!」と思いながら、まだ皮がついているベビーコーンの皮むきをがんばる。
シーズンの終わりには、またしてもまとめて買い、冷凍する。
トウモロコシって、すてき。
新鮮なトウモロコシの甘さは、早起きして得られる、最高のごほうびだ。
みずみずしくて、ぷりぷりで、とっても甘くて濃い味。
一度食べたらやめられないおいしさです。
静岡県浜松市出身。フランス料理店に勤務後、23歳で起業した(有)しあわせ家族代表取締役、園芸福祉士。培養土、花苗・野菜苗の販売のほか、庭づくりや商店のディスプレー、野菜の宅配など、関心とニーズのある分野に事業とボランティアを展開中。