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2015年7月 3日
マルシェな朝
山田早織
知人のフェイスブックに、マルシェ出店のお知らせが出ていたので、施設の利用者さんたちと一緒にのぞきに行くことにした。
地元の信用金庫の駐車場や軒先を利用した、地元に特化したマルシェ。
ハーブやパン、酵素ジュース、足つぼマッサージなど、おもしろいお店もある。
規模は小さいながらも、月に1回開催されているそのマルシェは、地域では定着しはじめているよう。
マルシェを仕切っているのは、施設でもお世話になっている方だとわかり、早速話を聞きに行った。
そして、その場で出店を決め、申し込みをすることに。
マルシェに出店する目的は2つ。
ひとつは、地域の方々に、うちの施設や作っている商品を知ってもらうこと。
もうひとつは、施設の職員の「イベント慣れ」のため。
福祉事業所で働く職員は、若い人ほど、外の世界に出たことがない人が多い。
そんな職員に、毎月マルシェに出店することで、少しずつでもイベント慣れしていってほしいとの思いだ。
申し込みから約1カ月。初めてのマルシェの日。
施設で作っているお菓子や、雑貨を持参。
さらに、朝畑で収穫したばかりの野菜を、袋詰めする間もなく、とにかくコンテナのままで持っていき、その場で袋に入れながら販売することに。
幸い、ほかに野菜の出店はトマトやさんしかなかった。
その日が今シーズン初めての収穫のナスや、葉つきのにんじん、きゅうり、ズッキーニ、ジャガイモは、すぐに売切れてしまうほどの大盛況。
マルシェの開催途中で、作業中の職員と利用者さん達が畑で野菜を収穫し、追加で納品してくれた。
それもほとんど売れてしまった。
正真正銘の、「採れたて」。
本当に、さっきまで畑にあった野菜たち。
もちろん、安いから売れたのもあるとは思うけど、新鮮さは十分に伝わったと思う。
その日の売り上げは、ほとんど野菜で占めていた。
それを畑の作業をしているグループのみんなに伝えた。
みんなのやる気もアップしたと思う。
これから夏野菜が多くなり、毎日のようにナスやピーマン、トマト、オクラ、ズッキーニなどが採れてくる。
販売方法や、加工の方法を考えながら、畑の恵みをみんなでかみしめたいと思う。
今日はみんなでオクラを生のまま丸かじりした。
野菜っておいし~い!!
(おなかがすくと、こっそり人参をかじっています。笑)
静岡県浜松市出身。フランス料理店に勤務後、23歳で起業した(有)しあわせ家族代表取締役、園芸福祉士。培養土、花苗・野菜苗の販売のほか、庭づくりや商店のディスプレー、野菜の宅配など、関心とニーズのある分野に事業とボランティアを展開中。