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2015年3月 4日
おには、そと
山田早織
少し前ですが、節分に豆まきをしましたか?
子どものころは、近所の家を回って豆まきをして楽しんだのを思い出しました。
というのも、去年、農家の友人宅へ行ったときに、近所の子どもたちが集まって豆まきをする準備を手伝ったからです。
もうそんな風習はなくなったものだと思っていたのですが、農家が多い地域柄か、今でも子どもたちが近所の家々を回って豆まきを楽しんでいるとのことでした。
わが家では、子どもと一緒にこじんまりと豆まきをします。
といっても、だいたい子どもと私だけの年が多いので、鬼は不在です。
家の中と外に少しだけ豆をまき、歳の数だけ豆を食べて終わります。
それでも毎年やっています。
子どもたちは保育園でも豆まき会があり、豆やお菓子を拾って楽しんでいます。
豆まき会の前には鬼のお面を作ったり、節分についてのお話を聞いたりと、親からすれば本当にありがたい限りです。
うちの施設でも、地域の新聞店の方が赤鬼になって、3人もやってきてくれました。
新聞紙で作った豆を投げ、みんなで大声を出しました。
「鬼はそと、福はうち!!」
その日の夕飯は、なんだかいつの間にか当たり前? になった「恵方まき」です。
どの方角を向いて食べるかとか、無言で、なんてことまではしませんが、子どもと楽しく食べています。
実はうちの息子、2歳の頃から福豆というか、煎った大豆が好きなんです。
節分の前は、福豆をたくさん買い込んでおやつにぽりぽり食べていたので、
よく友人に笑われました。
ところが、節分が終わるとぱったり売られなくなってしまいます。
スーパーを何軒ハシゴしても売っていません。
「福豆」というか、煎った大豆自体売ってないのです。
これって季節ものだったのか!! とびっくりしました。
幸い気に入っている福豆の製造業者が市内だったため、問い合わせをして販売先を教えてもらい、あるだけ購入。売り切れたらもう入荷しないとのことだったので、大人買い。
6月頃には賞味期限がきてしまったので、ミキサーにかけて、子どもの大好きな黄な粉に変身いたしました。その後冷凍庫で保存し、長いこと楽しみました。
そんなわけで、わが家には節分の名残が一年の半分はあるかも。(笑)
そういえば、玄関にヒイラギといわしの頭を置くんですよね。
知っていても、なかなか家ではできないものです。
でも、保育園の玄関には、しっかりとヒイラギといわしが・・・。
本当に頭が下がりました。
日本の大切な風習を、きちんと子どもたちに伝えてくれる、すばらしい保育園です。
保育園で教えてもらったことを、子どもから私が教わる日々です。
(施設の利用者さんに、「鬼に向かって豆を投げるんだよ」と言ったら、私の顔をジッとみつめて、私に向かって投げてきました・・・鬼だと思われていたことが発覚)
静岡県浜松市出身。フランス料理店に勤務後、23歳で起業した(有)しあわせ家族代表取締役、園芸福祉士。培養土、花苗・野菜苗の販売のほか、庭づくりや商店のディスプレー、野菜の宅配など、関心とニーズのある分野に事業とボランティアを展開中。