農業のポータルサイト みんなの農業広場

MENU

青虫の足あと【83】

2014年6月 5日

早期食育計画3

                                    山田早織


動物園にいく途中、ふと立ち寄った海釣り公園の一角で、うなぎの蒲焼や海苔すき等の体験ができるという張り紙があった。
体験は土日祝、平日は予約のみとのこと。


残念、今日は平日、しかも朝一番。でも、聞くだけ聞いてみようと思い、お店のおじさんに「海苔すき体験とかできませんか?」ときいてみたところ、「海苔はできんけど、シラスの釜揚げ体験ならいいよ」とのこと!!
すぐにお願いして、息子とシラスの釜揚げをやらせてもらうことに。


私の住む浜松には、シラスの産地がある。基本的には釜揚げで売っている。
わが家の冷凍庫にはいつもシラスがあり、かなり身近な食材。
にもかかわらず、息子は見た目で食べたがらない。


さて、釜揚げ体験の話。
まずは釜揚げにするシラスをおじさんが持ってきてくれた。
見てびっくり!! すごくきれいな生シラス!! 光ってる・・・


小皿や醤油、ネギまで出してくれて、「まずは生で食べてみ。さっき、そこを走ってる漁師さんが持ってきたやつだで」と、海(といっても湖と海の境目のところ)を指さす。


yamada_84_1.jpgきゃー! まさにとれたて、うれしすぎる!!
そして、今まで食べた中で一番のおいしさ!!
生シラスは、時間がたつと苦味が出てくるが、なんの苦味もなく、もう、ほんっとにおいしい。全部生で食べたい・・・。でも、がまんして釜揚げに(笑)。


テントの下で大きな釜にお湯を沸かし、塩を入れる。
息子はおじさんのアシスタントとして、シラスを釜に入れたり、アミで混ぜたり。
その後はひたすら釜からシラスをあげていく。


時間がたつと、魚の出汁のような香りが漂ってきて、なんとも幸せな気持ちになる。


できあがったばかりの釜揚げシラスをパクリ。
これまたおいしい~!!
今までシラスを食べなかった息子は、おじさんに勧められても逃げていたが、突然パクリ!
「おいしい~」と踊りながら走っていった。


yamada_84_2.jpgその後は、おわんにネギとできたての釜揚げシラスと、シラスをゆでた(っていうのか)釜の中の出汁を入れて、飲ませてくれた。


すごくいい出汁の味。お腹の中にじわ~っと広がっていくのがわかった。
しょっぱいのかと思ったのに、後でノドが乾くようなこともなく、なんてぜいたくな出汁なんだろう・・・。ここでしか飲めない味だなぁ。


帰宅後は、シラスを入れたおにぎりを作った。
ちょっとビビリながらも、息子も食べた。娘には塩抜きをしたシラスごはんと、シラス入りのじゃがいものおやき。


yamada_84_3.jpg体験を通して一つずつ食べられるものが増えていく息子。
そんな息子のおかげで、私もいろいろな体験ができて感謝。


体験の後は、もちろん、生シラス丼をほおばりました。


ちなみに先日農家さんで生シラスを頂いたとき、「うちはわさび醤油と(作ってる)レモンで食べるよ」といっていてびっくり。「私は生姜醤油」といったら、「そんなの初めて聞いた」って。それはこっちのセリフ。同じ浜松なのに・・・。わさび醤油にレモン、苦味がまろやかになりました。


ちなみにちなみに、釜揚げシラスをたっぷりのせた卵かけご飯は絶品です。

やまだ さおり

静岡県浜松市出身。フランス料理店に勤務後、23歳で起業した(有)しあわせ家族代表取締役、園芸福祉士。培養土、花苗・野菜苗の販売のほか、庭づくりや商店のディスプレー、野菜の宅配など、関心とニーズのある分野に事業とボランティアを展開中。

「2014年06月」に戻る

ソーシャルメディア