MENU
2025年
2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2013年10月23日
サイコーの贅沢こんにゃく
山田早織
こんにゃくって、「こんにゃく」以外のなにものでもありませんよね。
食感にしても味にしても、他に例えるものがないような...
農家の友達が、去年、手作りこんにゃくをくれました。
その農園で作っているすだちと一緒に。
刺身こんにゃくを醤油とすだちで食べたら、めちゃうま!! たまりません。
そういえば高校生の頃の初々しいデート中に、デパートの地下で売っていた、でかくて丸い刺身こんにゃく(まあ、ただのこんにゃくなんだけど)を思わず購入し、あきれられたことが...。私って...もう少し何か考えられなかったのか...。
なぜそんなことを思い出したかというと、こんにゃく作りを初体験したからで~す!
恒例の、親子食育体験にて。
今回は3カ月の娘も連れての参加だったため、ほぼ戦力外の見学者だったけれど、一番楽しいこんにゃくを丸める作業は、ばっちりやりました。
こんにゃくが「こんにゃくいも」からできていると知ったのは、たぶん小学生のときかな。
林間学校かなにかで山のほうに行ったときに、ガイドをしてくれたおじさんが「これはこんにゃくいも。こんにゃくは、このいもから作るんだよ」と教えてくれて、びっくりしたのを覚えている。
今回は、その、いもの状態から見せてくれた。
4歳の息子はどこまでわかっているのかわからないが、こんなに早くからこんにゃくの正体を知ることができるなんて、贅沢だぜ、息子よ。
工程自体は大変ではないものの、時間はかかる。
いもは、素手で調理すると手がかゆくなるそう。みんな手袋をはめたが、農家さん先生は素手。「私はもう慣れたから、かゆくならないの」って。
ステキすぎる。
大騒ぎの子どもたちが、おにぎりを作ってくれ、豚汁とおにぎりをほおばりながら、こんにゃくの完成を待つ。
できたてのこんにゃくは、つるつる、つやつや、ぴかぴか。
早速切って、お味見。
...いもの味がする...
なんだろう、お味噌汁に入っていたこんにゃくのような、里芋のような香りがする。
えぐみや臭みなんてなんにもなくて、ただ、おいもの味を感じることができる。
おいしすぎ!!
家に帰って、小さめのものをふた玉、ぺろりと食べてしまった。
その後はおでんにしたり、豚汁にしたり、もちろん刺身こんにゃくにもして、おいしくいただきました。
スーパーでは味わえない、サイコーの贅沢こんにゃくでした。
そういえば以前、某旅館に毎日、農家さんの手作りこんにゃくを納品したなぁ。
農家さん、作るのが大変だったんだなぁ。ありがとう。
静岡県浜松市出身。フランス料理店に勤務後、23歳で起業した(有)しあわせ家族代表取締役、園芸福祉士。培養土、花苗・野菜苗の販売のほか、庭づくりや商店のディスプレー、野菜の宅配など、関心とニーズのある分野に事業とボランティアを展開中。