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2012年8月10日
いつまでも、ファイティングモード!! 餅投げ
山田早織
餅投げ・・・日本人なら一度はお餅を拾った経験があるのではないだろうか。
子どもの頃は、近所の建前には必ずと言っていいほど参加し、お餅やお菓子を拾ってきた。お腹がすいたらそのお餅をレンジでチンして、醤油味で食べていた。
大人になると、お餅を拾うことはなくなったが・・・
先日、実家の建前で餅投げをし、はたから見ているとみんなものすごく楽しそうに(真剣に)お持ちを拾っていて、うれしくなった。
そういえば子どもの頃、近くにいるおばさんに餅を全部持っていかれたことがあった。おばさんの手はものすごく早く、地面に落ちた瞬間にはもう、餅はおばさんの手の中に・・・
あれはなんていうか、すごく衝撃的なできごとだった。人生で初めて経験する弱肉強食ではなかったかと・・・
先日、息子の保育園の夏祭りがあった。
今回は記念の年で、お祭りのフィナーレは餅投げ!!
年齢ごとに区画を分け、それぞれの場所にお餅やお菓子を投げてくれる。
私も子どもと一緒にしゃがんで、ひさしぶりにお餅を拾った。
まず驚いたのは、3歳の息子がとても楽しんでいたこと。
お餅やお菓子を拾って、満面の笑みで袋に入れる。
一応やり方を理解していて(前日、先生と練習をしていたらしい)、とても楽しそう。
まだ3歳になっていない子も、楽しそうに拾っていた。
そう考えると、2歳からお年寄りまで、生涯を通して楽しめるものなんだ~。
あらためてびっくり。
最近は、建前のときにお餅を投げないところも増えているようだ。
こんな田舎(浜松)でも、地域によっては投げなくなっているとか。
友人の家もやらなかった。
いろいろなものがどんどん簡素化されてしまい、この先、餅投げがなくなってしまったらさびしいなぁ・・・
そこで、私はひそかに農家さんに期待している。
私の友人の農家さんは、いろいろ大事にしていて、季節や地域の行事もどんどんやっている。きっと、建前もしっかり立派にされるんだろうな~。
息子はお餅が大好きで、拾ったお餅をそのままそこで食べるほど。
私もお餅が好きで、安倍川餅を食べに行ったり(できたては本当に最高)家で作ったり、鍋やすき焼きには必ず入れるし、お好み焼きのトッピングにもお餅。揚げだし餅や力うどん、お餅に惹かれてしまう。やっぱりおめでたい食べ物だから・・・? 魂に刷り込まれている(笑)
日本人の心。餅投げも、大切にしたい行事の一つですね。
最近は餅拾いのプロ? がいるらしく、拾った餅を餅屋に売っているんだとか(大工さんに聞いた話)。その餅を次に作る餅に混ぜるので安価になるとか。本当かしら。そうだとしたら、安い理由はあるんだなぁ。
静岡県浜松市出身。フランス料理店に勤務後、23歳で起業した(有)しあわせ家族代表取締役、園芸福祉士。培養土、花苗・野菜苗の販売のほか、庭づくりや商店のディスプレー、野菜の宅配など、関心とニーズのある分野に事業とボランティアを展開中。