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食と農のティータイム 【1】

2007年4月 9日

【栄えある天皇杯】

  全国農業改良普及支援協会会長 大森 昭彦

天皇杯
 大相撲は「天皇杯」、競馬は「天皇賞」。それでは、あなたは他にどのような「天皇杯」があるかご存知ですか。

 すぐに思いつくのは、今や国民的な熱狂の対象のサッカーでしょう。そして意外に思われるのが、優秀農林水産業者に与えられる「天皇杯」ではないでしょうか。

 この「天皇杯」は、前年度に農林水産代大臣賞を受賞した、優れた農林水産業経営者や地域集団等の中から、7部門に分けた審査が行われ、各部門の最優秀者に授与されます。
 スポーツ以外の分野で授与される7個もの「天皇杯」。これは皇室における農林水産業の振興に対するご認識の表れではないでしょうか。
天皇杯2

 天皇陛下が毎年、皇居内の水田で「ニホンマサリ」(うるち米)と「マンゲツモチ」をお手植え(もちろん収穫もお手刈り)され、皇后陛下が高品質な反物になる「小石丸」(蚕)を飼育されておられることからもうかがい知れます。

 なお、カップは次年度の授与式までに返還され、レプリカが渡されます。

(画像提供:(財)日本農林漁業振興会)

おおもり あきひこ

社団法人全国農業改良普及支援協会 会長

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