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2025年4月16日
小平産のウドで「ウド料理教室」
今年も春を告げる野菜、ウドの季節の到来です。私の住む小平市では3軒の農家さんが軟白ウドを栽培しており、「東京うど」として販売されています。
例年、小平市と小平市野菜組合ウド部会、JA東京むさし小平地区の共催で、市内産のウドを使った料理講習会が開催されていましたが、今年はJA東京むさし小平主催の「ウド料理教室」の講師を務めることになりました。
ウドは、店舗で見かけることが少なく、食べ方がわからないので食べたことがないという人も多い野菜です。参加者が集まるのか不安でしたが、申込開始後、ものの数秒で満席(定員12名)となり、キャンセル待ちも出たとのこと。多くの方に関心を持ってもらえて嬉しく思いました。今回は子どもにも食べやすいウド料理にしたためか、小学生の参加者も数名いて、楽しい教室になりました。
初めにウドを買ったことがあるかを尋ねると、半数ほどが初めてで、残りの半数も「ウドは好きで時々購入するが、天ぷらかきんぴらくらいしか思いつかない」とのこと。
ウドは一般的には和風の料理に使われることが多いのですが、洋風、中華風などいろいろな料理に使えること、調理方法で食感が変わる、楽しい野菜であることなど、ウドの魅力を伝えながらのレッスンになりました。
■ウドの洋風レシピ3品
今回は、シャキシャキ食感を楽しめるコールスローサラダ、とろりと柔らかく煮込んだウドと鶏肉のクリーム煮、甘さ控えめに煮込んだウドのコンポートを参加者のみなさんと一緒に調理しました。
●ウドのコールスローサラダ
【材料】
ウド 2分の1本
キャベツ 4分の1個
ツナ缶 1缶
マヨネーズ 大さじ1杯
プレーンヨーグルト 大さじ1杯
塩 小さじ1杯
【作り方】
① ウドは3cmの長さの短冊切りにする。キャベツは千切りし、塩をふる
② ボウルにツナ缶、マヨネーズ、ヨーグルトを入れてよく混ぜる。
③ 水気をしぼった①を②に加えて和える。
●ウドと鶏肉のクリーム煮
【材料】(4人分)
ウド 1本
鶏もも肉 2枚
塩 少々
玉ねぎ 2分の1個
薄力粉 大さじ2杯
こめ油 適量
水 100cc
牛乳 100cc
バター(有塩) 20g
菜の花 少々
【作り方】
① ウドは3~4cmの長さに切る。玉ねぎは薄切りにする。
② 菜の花は3cmの長さに切り、ゆでておく。
③ 鶏もも肉は一口大に切り、軽く塩をふり、フライパンに皮目を下にして並べ、焼き色がつくまで焼き、裏返す。全体に火が通ったら一旦取り出す。
④ ③のフライパンにこめ油を入れ、①を炒め、薄力粉を振り入れて炒める。
⑤ ④に水を加えて蓋をし、ウドがやわらくなるまで蒸し煮にする。
⑥ 牛乳・③を加えて沸騰直前まで煮る。②を入れて軽く混ぜる。
●ウドのコンポート
【材料】
ウド 2分の1本
砂糖 大さじ1杯
水 適量
レモン果汁 小さじ1杯
【作り方】
① ウドを1~2cmの長さに切る。
② 小鍋にウドと砂糖・レモン果汁を入れ、ウドが浸る程度の水を入れる。
③ ウドが柔らかくなるまで煮る。
*仕上げにラム酒などのリキュールを加えても◎
コールスローサラダには小平産の春キャベツも使いましたが、「キャベツがおいしい! ウドの食感と香りがとてもよいアクセント」、ウドと鶏肉のクリーム煮には「ウドがホワイトアスパラガスのよう。とろとろ食感が良い」との声が。コンポートはヨーグルトに添えましたが、「ウドがデザートになるなんてビックリ」という声も聞かれました。
どの料理も気に入ってもらえたようで、早速、ウドを購入して帰られた方も。
このような機会で、今まで敬遠していた野菜に興味を持っていただけるのは、野菜ソムリエ冥利に尽きます。
野菜ソムリエ・アスリートフードマイスター。「楽しく、美味しく、健康な生活を!」をコンセプトに野菜についてのコラム執筆、セミナー開催、レシピ考案などを行っている。ブログ「最近みつけた、美味しいコト。。。」で日々の食事メニューを発信中。