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2024年12月18日
「野菜をたくさん食べたくなる!ドレッシング教室」~東京都多摩立川保健所主催 東京都健康づくり調理師研修会~
健康を維持するために必要とされている「野菜」。厚生労働省が生活習慣病の予防のために掲げている目標量「1日350g」は、老若男女問わず、不足していると言われています。
今回は、東京都多摩立川保健所からの依頼で、飲食店や給食施設等で調理業務に携わっている方を対象に「野菜をたくさん食べたくなる! ドレッシング教室」と題した調理師研修会で講師を務めることになりました。
保育園などの給食施設に勤務されている方、病院の食堂で調理を担当されている方、近隣の企業で社員の健康のために健康指導をしている方など、プロの調理人や管理栄養士の方々が大勢参加しました。
先月小学校で行った授業同様、私の得意分野である「野菜の色彩を生かす」がテーマだったので、準備から当日まで、楽しんで臨むことができました。
特に参加者の皆さんに賛同を得たことは『「野菜は食べなければならない」ではなく、「野菜を食べたくなる」料理にしましょう』ということです。保育園で調理の仕事に携わっている方は、小さなお子さんに野菜を食べさせることに苦労しているようで、今回のテーマに興味を持って参加してくれました。
■野菜をたくさん食べたくなるドレッシング
「ドレッシングは市販品を買うもの」と思っている方も多いようですが、塩・油・酢があれば、簡単に作ることができます。そこに野菜のピューレを加えれば、色鮮やかなドレッシングができます。
●色鮮やかなオレンジ色のドレッシング【ニンジンドレッシング】
【材料】
ニンジン 100g
タマネギ 50g
米油 大さじ3杯
米酢 大さじ1杯
砂糖 小さじ1杯
塩 小さじ1杯
【作り方】
① ニンジン・タマネギをざく切りにする。
② ①とそれ以外の調味料をフードプロセッサーにかける。
●バジル香る緑色のドレッシング【ほうれん草のドレッシング】
【材料】
ほうれん草 2分の1把(100g)
バジルの葉(生) 10g
白ワインビネガー 大さじ2杯
塩 小さじ2分の1杯
オリーブオイル 大さじ6杯
【作り方】
① ほうれん草をゆで、水けをきり、ざく切りにする。
② すべての材料をミキサーにかける。
●食べる輸血「ビーツ」のピンク色のドレッシング【ビーツのヨーグルトドレッシング】
【材料】
ビーツ(水煮) 50g
プレーンヨーグルト(無糖) 50g
白ワインビネガー 大さじ1杯
塩 小さじ2分の1杯
オリーブオイル 大さじ2杯
【作り方】
① ビーツを一口大に切る。
② すべての材料をミキサーにかける。
●冬の旬野菜ダイコンのドレッシング【ダイコンおろしとタマネギのドレッシング】
【材料】
タマネギ 80g
ダイコン 30g
米油(太白ごま油) 50cc
醤油 30cc
米酢 20cc
砂糖 1g(ひとつまみ)
ニンニク 2g(4分の1片)
塩 1g(ひとつまみ)
【作り方】
① タマネギ、ダイコン、ニンニクを粗く刻む。
② ①と全ての調味料をミキサーにかける。
以上4点をデモンストレーションした後、グループに分かれてそれぞれのドレッシングの酢や油を変えたものを3種類ずつ作ってもらいました。
「デモンストレーションのものはオリーブオイルだから、ごま油にして塩をオイスターソースに変えてみよう。」「米酢をレモン汁に変えてみよう。」「プレーンヨーグルトを少し加えてみたらどうでしょう?」などアイデアを出し合い、4種類×4パターン、16種類のドレッシングができあがりました。
用意したレタスやゆでたジャガイモ、キャベツ、卵などと一緒に試食すると各々が好みのドレッシングを見つけたようで、「園でも作ってみます。」「ビーツの可能性を感じました。」等、嬉しい感想をもらうことができました。
目で見て楽しみ、味わって美味しく、知らず知らずにたっぷりと野菜をとることができる野菜ドレッシング。多くの人に知ってもらいたいと思います。
野菜ソムリエ・アスリートフードマイスター。「楽しく、美味しく、健康な生活を!」をコンセプトに野菜についてのコラム執筆、セミナー開催、レシピ考案などを行っている。ブログ「最近みつけた、美味しいコト。。。」で日々の食事メニューを発信中。