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「野菜ソムリエ」の元気を作るおいしい食卓【118】

2023年11月17日

思う存分野菜が食べられるカフェレストラン「green oasis cafe 042」


野菜ソムリエ・アスリートフードマイスター 田代由紀子   


tashiro_118_1.jpg 先日、日野市万願寺にあるJA東京みなみの直売所「Farmer's market 東京 みなみの恵み」の2階に併設されたカフェレストラン「green oasis cafe 042(グリーンオアシスカフェ・ゼロヨンニ)」を訪ねました。


 1階の直売所には何度も買い物に行ったことがありましたが、2階にカフェレストランがあるとは知りませんでした。今回、ひょんなことから「地場野菜・国産野菜をふんだんに使ったサラダビュッフェが楽しめる」と言う情報を得たため、お腹を空かせて向かいました。


 1階にあるカフェの入り口から2階に続く階段を上がると、大きな窓ガラスに囲まれた明るいダイニングになっています。開店を待って一番乗りで入店しましたが、オープンと同時にお客さんが続々とやってきて、40ほどの席があっという間に満席です。
 客席の真ん中にはお店のイチオシであるビュッフェ台があり、京都のみぶな、長野のレッドフリルレタス、茨城の水菜、山梨の豆苗といった葉物野菜、神奈川の金美人参、黄人参、北海道のむらさき人参など日本各地の生野菜が10種類以上並んでいます。ビュッフェ台の反対側に回るとナス、キャベツ、モヤシ、エノキ、シメジのグリルといった温野菜、タマネギニンジンたっぷりのミネストローネスープ、野菜を使ったドレッシング、カットみかんなど、色とりどりの野菜がところ狭しと並んでいました。


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 メニューは、これらを好きなだけ食べられるサラダビュッフェ。そのほかに国産の肉や魚介を使用したメイン料理が5種類、パスタも2種類。この日はサラダビュッフェとともに白身魚のピカタとチキンカツを選び、同行してくれた夫とシェアすることに。
 メインのお料理が運ばれて来るまで、ビュッフェ台を何往復したことでしょう。生野菜では初めて生で食べた「みぶな」の辛味がおいしくて、焼き野菜はシンプルに焼いただけのキャベツが甘みたっぷりでした。


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 白身魚のピカタは、ふっくらした魚にシャキシャキ野菜のタルタルソースがさっぱりしていて、チキンカツはクリスピーな衣にバジルソースがよいアクセントでおいしかったですが、これだけ野菜が食べられるならメインのお料理は注文しなくてもよかったのではというくらい、存分に野菜を楽しみました。
 食後には3種類のデトックスウォーターを味比べして、おなかも心もすっかり満足できました。


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 ここ数年、「どうしたらもっと野菜の摂取量が増やすことができるのか」といった内容のセミナー講師の依頼を受けることが多いです。たしかに野菜が健康に良いことはわかっていても、十分に食べることが難しい時もあると思います。このような飲食店が身近にあれば、手軽に野菜不足の解消になるのではと感じました。
 ちなみに店名の「042」は、この辺りの市外局番から名付けたとこと。地域密着! 地元の皆さんにたくさん野菜を提供したいという思いが詰まっているようです。

たしろ ゆきこ

野菜ソムリエ・アスリートフードマイスター。「楽しく、美味しく、健康な生活を!」をコンセプトに野菜についてのコラム執筆、セミナー開催、レシピ考案などを行っている。ブログ「最近みつけた、美味しいコト。。。」で日々の食事メニューを発信中。

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