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2022年1月17日
「わかばの里」収穫体験と火鍋スパイスセット
年が明け、再び新型コロナウィルスの感染者数が急増し始め、ますます日常生活での感染症予防対策が必要になっていますが、友人の野菜ソムリエの農園「わかばの里」では1日1組限定で収穫体験を行っていると知り、訪ねてきました。
■わかばの里での収穫体験
「わかばの里」は千葉県の中心部に位置する千葉市にあり、都心から車で1時間足らずの場所です。千葉県の特産である落花生をメインに、米や少量多品種野菜の栽培も行っており、マルシェや直売所への出荷と収穫体験を行っています。代々続く農家で、母屋は築150年以上という古民家。隣には立派な蔵もあり、歴史を感じる空間です。園主の今井由紀子さんは農業大学校でも教鞭をとり、子ども向けの食育イベントなども数多く行っている野菜のプロ。この農園も、子どもたちに「ふだん食べている野菜がどのように育っているか、どのように収穫するのかを体験してほしい」と収穫体験を開催しています。
メインの落花生の畑は母屋からは離れた場所にありますが、敷地内にはアケビやポポー、キウイの木や収穫体験ができる畑があります。今回は降雪の後ということもあり、ビニールハウスでの収穫体験でした。ハウスの中は、冬でも上着がいらないくらい暖かく、快適です。ナバナ、スティックセニョール、春菊、水菜、コカブ、ミニダイコンやラディッシュ、ベビーリーフなど、おいしそうな野菜が育っています。久しぶりに土に触れての収穫は楽しく、童心に帰りました。
わかばの里ではピーナッツバター作りの体験も行っており、新品種の落花生「Qなっつ」を使って、ピーナッツバターの作り方を学ぶことができます。一般的なピーナッツバターは薄皮をむいて作りますが、薄皮にはポリフェノールなど栄養素が含まれていることから、ここでは薄皮ごと使います。フードプロセッサーにかけると、次第に油がでてきて滑らかなピーナッツバターになっていきます。作り立てのピーナッツバターを、用意してもらったパンにつけて食べると、ピーナッツのコクと皮の香ばしい香りが口いっぱいに広がります。
四季折々に、違った野菜や果物を楽しめるそうなので、また是非訪ねてみたいと思います。
■収穫野菜で野菜火鍋
持ち帰った野菜は、自宅で「火鍋」の具材にしました。
火鍋とは、唐辛子や花椒、八角など中国の香辛料を使った、辛みのある鍋料理です。最近は専門店が増え、お店で食べる料理というイメージがあります。しかし、コロナ禍で外食、ましてや外国旅行の機会が減ってしまった今だからこそ、ちょっと珍しい料理を楽しみたいと作り始めたところ、料理教室に参加してくれている生徒さんから分けてほしいという希望があり、昨年末から火鍋のスパイスセットを販売することにしました。お店で食べるものよりも辛さを控えめに配合しているので、野菜の味をしっかり楽しむことができます。
「鍋」というと、ハクサイやネギなど和風の野菜が一般的ですが、今回のベビーリーフや、料理の付け合わせやサラダで食べるクレソン、パプリカなど、鍋には合わないような野菜でも、火鍋ではおいしく食べられます。
もうしばらく、自宅で料理をすることが続きそうです。手軽に健康的な食生活の一助になればと、専用のSNSを作って鍋料理を紹介していますので、参考にしていただければ幸いです。
▼料理教室オレンジキッチンのおすそわけ Facebookはこちら
野菜ソムリエ・アスリートフードマイスター。「楽しく、美味しく、健康な生活を!」をコンセプトに野菜についてのコラム執筆、セミナー開催、レシピ考案などを行っている。ブログ「最近みつけた、美味しいコト。。。」で日々の食事メニューを発信中。