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2020年9月17日
自宅にいながら畑見学 ZOOMセミナー【畑のごちそう1.2.3】
最近は仕事や学習、スポーツなどの娯楽まで、さまざまなことがオンラインで行われていますが、自宅にいながら畑を見学できるセミナーがあると知り、参加してみました。
【畑のごちそう 1.2.3】と題したセミナーを主催されたのは、埼玉県北部在住の野菜ソムリエプロの牧野悦子さん、福島玲子さん、小林由紀子さんの3名。畑の見学から家庭での調理提案まで行うというセミナーです。
第1回目のテーマ野菜は、「ポップコーン」でした。
まず、熊谷にある牧野さんのトウモロコシ畑のポップコーンを見学します。
ポップコーンとは、ふだんゆでたり、焼きとうもろこしとして食べる「スイートコーン」とは異なる爆裂種という品種で、粒の皮の固いトウモロコシです。また、ポップコーンには、「まるポップ」という種類で粒が丸く加熱したときも丸い形にはぜることからマッシュルーム型と呼ばれるものと、粒が細長くはぜた時に蝶々のような形になることから、バタフライ型と呼ばれる「イエローポップ」という種類があることを学びました。
牧野さんの育てるポップコーンは「まるポップ」です。畑のトウモロコシは背丈よりずっと高く伸び、黄色く乾燥し始めていて、スイートコーンの収穫とはずいぶん様子が違います。実を硬くするため、茎につけたまま枯れ気味になるまで収穫しないとのこと。セミナーが開催された8月30日がちょうど収穫時期でした。上から下にひねりながら収穫したトウモロコシの皮をむくと、オレンジがかった濃い黄色の粒が顔を出します。皮をむいた状態で半年ほど乾燥させると、ポップコーンとして食べられるようになります。
畑での映像のあとは、キッチンのあるスタジオで実のはずし方、ポップコーンマシンを使ったポップコーン作り、味付け講座です。
数年前、さまざまなフレーバーのポップコーン屋さんに行列ができているのを見たことがあります。そのときは、口にすることがないままブームが去ってしまいましたが、自宅で味付けの仕方を覚えれば、好みのポップコーンが作れます。
「スナック菓子」というイメージの強いポップコーンですが、もともと、れっきとした野菜であり、3大穀物の一つです。味付け次第では食事としても楽しめると思い、俄然「食事ポップコーン」を作りたくなり、牧野さんにゆずってもらいました。
さっそく試したポップコーンはこちら。
【材料】
ポップコーン粒 80g(1本分)
ごま油 大さじ1
塩 小さじ2分の1
花椒パウダー 適量
【作り方】
① フライパンにごま油、ポップコーン、塩を入れ、蓋をして火にかける。
② ポンポンとはじける音が小さくなるまで、フライパンをゆすりながら加熱する。
③ 花椒パウダーをふりかける。
【材料】
ポップコーン粒 80g(1本分)
米油 大さじ1
塩 少々
たらこ 50g
バター 30g
【作り方】
① 室温に戻したバターに薄皮を除いたたらこを加えてよく混ぜておく。
② フライパンに米油、ポップコーン、塩を入れ、蓋をして火にかける。
③ ポンポンとはじける音が小さくなるまで、フライパンをゆすりながら加熱する。
④ ③に①を加えてよく混ぜる(余熱でたらこに火が通るまで)。
まだしばらくは、人と会って話を聞いたり、体験したりすることが難しい状況が続きそうですが、画面越しであっても、このような野菜の楽しみ方を提案してもらえたことに感謝しています。
9月の【畑のごちそう 1.2.3】は、ブドウをテーマに開催されるとのこと。次はどんなお話が聞けるのか楽しみです。
野菜ソムリエ・アスリートフードマイスター。「楽しく、美味しく、健康な生活を!」をコンセプトに野菜についてのコラム執筆、セミナー開催、レシピ考案などを行っている。ブログ「最近みつけた、美味しいコト。。。」で日々の食事メニューを発信中。