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2020年5月15日
自宅でモヤシ栽培にチャレンジ
新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が延長され、不要不急の外出自粛が続いてます。今は生産者さんを訪ねて圃場を見学させていただくこともできず、自宅でできる楽しみを見つけつつ過ごしています。
今回ご紹介するのは「モヤシ栽培」です。以前、見学させていただいた深谷のモヤシ生産者の飯塚商店で販売している『「ありのまま」のもやし 栽培キット』を使って、モヤシの栽培を行ってみました。
■「ありのまま」のもやし 栽培キット
この栽培キットは、厚手のビニール袋にモヤシの豆であるブラックマッペが100g(50g×2)と栽培マニュアルが入っており、ビニール袋がモヤシを育てる「ムロ」になります。うまくすると1週間ほどでおいしいモヤシができるはずです。
【モヤシ栽培1日目】
1日目の昼。さっと洗った豆を袋に入れて、豆の高さの3倍まで水を入れます。12時間から36時間(気温など環境により異なる)で、豆の殻が割れて芽が出る準備が始まります。豆の1割~3割くらいの殻が割れたら、水を切ります。
発芽は20℃以上の温度が理想の温度とのこと。モヤシを育てるには、今がちょうどよい季節のようです。
【モヤシ栽培 2日目】
1日目の夜、寝る前に、ほんの少しだけ、はぜている豆があったので、朝までに豆が割れすぎていないか気が気でなく、早く目を覚ましました。
朝5時、豆を水に漬けてから16時間。ずいぶん豆が割れて、芽が出る準備が始まっていました。全体の1割~3割くらいの豆が割れた頃が理想とのことでしたので、もう少し早く水を切ったほうがよかったのかもしれないと、少し心配になりました。次回栽培するときは、夜に仕込みを開始して、日中に様子を見られるようにしようと思います。
このあとは、しっかり水を切ることが大事とのことで、ザルにあけて水を切り、ビニール袋に戻してから、光を当てないように覆いをします。箱に入れたり、アルミホイルで包んだりするとよいとマニュアルにありましたが、手軽に紙袋をかぶせておくことにしました。ここからは、1日に3~4回、水ですすいで水を切り、暗くて温かい場所に置いておきます。
【モヤシ栽培 3日目】
すっかり殻が割れて、小さな芽が出ています。急に気温が上がったので、生長が早かったのかもしれません。
水ですすいでから袋に戻すと、明らかに嵩(かさ)が増えています。
【モヤシ栽培 4日目】
前日同様、水ですすぐためにザルにあけると、昨日と同じザルが山盛りになりました。次回からもっと大きなザルに変えなければならないほどです。
1日に4回ほど、こうやってザルに入れて水で流すのですが、割れた豆の殻がはがれ落ちるようになりました。
またしても、嵩が増えています。ひょろひょろと細い根も伸び始めました。モヤシらしくなってきたので、少し食べてみると、みずみずしくて甘みがあります。
【モヤシ栽培 5日目】
ザルを大きなものに変えたので、量の違いがわかりにくくなってしまいましたが、確実にぐんぐん伸びています。もう豆というより。立派なモヤシです。
【モヤシ栽培 6日目】
昨日、大きなザルに変えたのに、また、山盛りになってしまいました。量の違いを見るために、一昨日までのザルと並べてみました。昨日1日で驚くほど伸びたのがよくわかります。
「7日くらいで、店で売っているものと同じくらいの大きさになる」とマニュアルに書いてある通りになりました。
6日目の夕方、モヤシをすすぐために紙袋を外すと、ビニール袋がはち切れんばかりに、パンパンです。息苦しそうなほど、モヤシが増えていました。
ザルに移すと、今まで以上に生長のスピードが早かったようで、ビニール袋に戻すことが困難と判断し、これで栽培を終了することにしました。6日間で、50gの種から365gのモヤシになりました。
鮮度抜群のモヤシは、モヤシサラダでおいしくいただきました。
【今回の反省】
●その1:マニュアルにあるようなまっすぐなモヤシにならなかった。
原因をモヤシ生産者の飯塚さんに確認したところ、「ザルにあけずに袋のままモヤシをすすげばよい」とのこと。次回は、真っすぐ素直なモヤシをめざしてみようと思います。
●その2:葉先が若干、緑色に!
生長のようすがついつい気になって、何度も紙袋を外してしまったため、光が入り緑化してしまいました。次回は、色白美人のモヤシをめざしてみようと思います。
すでに、第2弾のモヤシを仕込み中! また、1週間が楽しみです。
野菜ソムリエ・アスリートフードマイスター。「楽しく、美味しく、健康な生活を!」をコンセプトに野菜についてのコラム執筆、セミナー開催、レシピ考案などを行っている。ブログ「最近みつけた、美味しいコト。。。」で日々の食事メニューを発信中。