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「野菜ソムリエ」の元気を作るおいしい食卓【65】

2019年5月17日

2019「体験農園」夏野菜


野菜ソムリエ・アスリートフードマイスター 田代由紀子   


 今年も引き続き「体験農園」で野菜作りを行っています。早いもので8年目となり、種まきや苗の植え付け前のマルチ敷きやビニールのトンネルかけは時間も短縮、見た目も園主さんに褒めていただけるほどに上達しました。


 今年度も昨年度同様、ジャガイモ、サトイモの植え付けから始まり、キャベツの苗、ホウレンソウ、ネギ、エダマメ、トウモロコシ、インゲンの種まき、トマト、ナス、キュウリ、アマナガトウガラシの苗の植え付けを行いました。種でまいたものもすべて芽が出そろい、2粒ずつまいたトウモロコシは10cmほどの丈になったため1本に間引き、すっかり生い茂ってきたジャガイモには土寄せ作業を行い、背丈よりも大きく育つトマト・キュウリ・インゲンの畝には支柱を立て、ほぼ夏野菜の準備は終了。あとは落花生の種まきを残すだけとなりました。


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 今年の春は、夏のような気温が続いたと思ったら急に冬に逆戻りのような寒い日があり、霜が降りたり、突然雹が降ったりと心配な天気の日が多く、そのたびに野菜たちの様子を見に行っていますが、ビニールのトンネルのおかげで今のところ大きな被害もなく、順調に育っています。
 これから気温が高くなると生長も早くなるので、トマトやキュウリのわき芽かきや除草作業や害虫駆除のため、畑に行く回数が増えますが、そのたびに大きく生長している野菜を見ては、野菜から元気をもらえる気がします。
 今朝も様子を見に行ったところ、ジャガイモにかわいい花芽がたくさんつき、ピンク色の花が咲き始めていましたし、トンネルの中のナスは、紫色のつぼみが今にも開きそうでした。


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 ほとんどの野菜は収穫まで、まだしばらくかかりますが、生長の早いホウレンソウは、収穫できるまで大きくなりました。おひたしや炒め物、味噌汁の具材など重宝する野菜ですが、ここ最近の一番のお気に入りの食べ方は「ホウレンソウとサバのドライカレー」。缶詰のサバの水煮を使うので短時間で作れ、たっぷり野菜をとることができます。旬の野菜ではありませんが、通年お店にも並ぶ野菜なので、手軽に作れるレシピをご紹介します。


【ホウレンソウとサバのドライカレー】

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【材料】(2人分)
ホウレンソウ  200g
サバ水煮缶   1個
エリンギ    100g
オリーブオイル 少々
カレー粉    大さじ2杯
クミンシード・ガラムマサラなど好みのスパイス 適量
味噌      大さじ1杯


【作り方】
① ホウレンソウをゆでて3~4cmの長さに切る。
② エリンギは食べやすい大きさに切る。
③ フライパンにオリーブオイルをしき、②を炒めカレー粉・スパイスを加えてさらに炒める。
④ ③にサバ水煮を汁ごと加えてほぐし、水気を切った①、味噌を加えて一煮たちさせる。


これは温かいごはんだけでなく、スパゲッティやうどんなどの麺類にも合いますので、ぜひお試しください。

たしろ ゆきこ

野菜ソムリエ・アスリートフードマイスター。「楽しく、美味しく、健康な生活を!」をコンセプトに野菜についてのコラム執筆、セミナー開催、レシピ考案などを行っている。ブログ「最近みつけた、美味しいコト。。。」で日々の食事メニューを発信中。

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