MENU
2025年
2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2018年5月18日
2018春の「体験農園」と都立小金井公園の「かわいい畑」
■小平市「体験農園」春の畑
今年で7年目となった「体験農園」は4月から新年度がスタートして、早や1カ月半がたちました。
毎年恒例のグループごとの共同作業、マルチ敷きに始まり、さまざまな野菜の種まきや苗の植え付けをしました。レタス、ジャガイモ(キタアカリ)、シュンギク、コマツナ、ホウレンソウ、ネギ、サトイモ、トウモロコシ、アマナガトウガラシ、エダマメ、トマト(中玉とミニトマト)、キュウリ、ナス、インゲン、ラッカセイ。小さな畑ですが、にぎやかになってきました。
シュンギク、コマツナはすでに収穫を迎え、食卓に並びました。ネギは頼りなげですが少しずつ大きくなってきました。トウモロコシ、エダマメはかわいい双葉が出そろい始めています。
体験農園の一番の喜びといえば、作物の収穫です。究極の産地直送! 採れたて野菜を料理し、食べられることはなによりの贅沢だと感じています。
野菜を育てていると、収穫だけでなく、成長を見るという喜びもあります。特に野菜の花は、可憐でかわいいものが多いようです。今はキタアカリがたくさんの薄ピンク色の花を咲かせています。トマトやキュウリは黄色い花を咲かせ、気付かないうちにかわいい実をつけているものもありました。
野菜といえばスーパーや八百屋で「食べられる」部分だけしか見ることがありませんが、このように植物全体に触れられることは、貴重な経験だと思っています。
■小金井公園「かわいい畑」
小平市と隣接する小金井市に、豊かな自然あふれる「東京都立小金井公園」があります。園内には江戸・東京の歴史的な建物を移築保存している野外博物館があり、江戸時代中期、世田谷にあった農家を再現した茅葺屋根の一軒が展示されています。かまどや囲炉裏など、当時の様子をうかがえます。入り口の前には農具の「唐箕(とうみ)」も展示されています。
その裏手に、東京の伝統野菜「江戸東京野菜」を栽培している「かわいい畑」があります。栽培の管理や手入れを江戸東京野菜コンシェルジュ協会の有志が行っているということで、この春から、私もお手伝いすることになりました。
最初に訪れたときは、冬野菜の伝統小松菜やシントリ菜、三河島菜が花や莢をつけていました。ここでは昔ながらの「種取り」を来園された皆さんにみていただくため、あえて収穫はせず、花を咲かせ種が実るまで育てています。
ようやく花も終わりになったため、夏野菜の植え付けを行いました。秋に真っ赤な実をつける内藤トウガラシ、大きくてやわらかい実が特徴の八丈オクラ、葉しょうがとして有名な谷中ショウガの3種類です。畑には現在、千住一本ネギのネギ坊主と明日葉(アシタバ)も植えられているので、間もなく緑の多い畑になることでしょう。
作業をしている間も、江戸東京野菜に興味をもってくれた方々が話しかけてくださり、野菜の種類の話、江戸東京野菜とはなんなのか、といった話に花が咲きました。
こちらの畑も、かわいい花が咲く日が待ち遠しいです。
野菜ソムリエ・アスリートフードマイスター。「楽しく、美味しく、健康な生活を!」をコンセプトに野菜についてのコラム執筆、セミナー開催、レシピ考案などを行っている。ブログ「最近みつけた、美味しいコト。。。」で日々の食事メニューを発信中。