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2016年10月21日
冬野菜、準備完了!「体験農園」
トマトやキュウリといった夏野菜を片付け、ダイコンやハクサイ、葉物野菜の種まきなど、8月の後半から始めてきた冬野菜の準備もそろそろ完了です。
体験農園では2週間に一度、種のまき方、苗の植え方、間引きのタイミングや土寄せの方法、肥料の与え方などの講義を受けて、作業を行います。しかし、8月後半から9月にかけては、体験農園の講義のたびに雨降り。とても作業ができる状態ではなく、晴れ間を見つけては種をまくものの、直後に大雨で種が流れてしまってまき直すなど、例年になく準備に手こずりました。
今年の冬野菜は、サトイモ、ダイコン、ニンジン、ネギ、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、ハクサイ、ホウレンソウやコマツナなどですが、その中で、とても楽しみにしている作物があります。今年度は農園を変えたこともあり、夏野菜でもトウモロコシやインゲン豆など初めて育てる野菜がありましたが、冬野菜もスーパーなどではなかなか見かけることのない、珍しい野菜を用意してくれていたのです。
左から上から サトイモの葉、今年も出会ったニンジンの葉にいるキアゲハの幼虫、コマツナ
ダイコンは4種類の種をまきました。一般的な青首ダイコンに加え、色鮮やかな紅色の「紅化粧」、赤紫色のグラデーションと果肉にも放射状に赤紫色が入る「赤大根 もみじ」、濃い緑色が特徴の中国ダイコンの「青長大根」。赤い色の「紅化粧」は地上の茎も赤い色なので、一目で違いがわかります。サラダや漬物にしたら色鮮やかできれいだろうと、今からとても楽しみです。
葉物野菜も、ホウレンソウ、コマツナ、シュンギクといった定番の野菜とともに、サラダにしたらおいしそうなワサビ菜、漬物によさそうなカラシ菜、炒め物や天ぷらで食べたいアスパラ菜といった、初めて育てる野菜の種もまきました。うまく発芽しないものがあり、何度かまき直しをしましたが、今度こそ芽が出てくれればと、楽しみに待っています。
季節外れの台風による大雨と日照不足により、巷では野菜の高騰が報じられています。かつては値上がりを嘆くばかりでしたが、自分で野菜を育ててみると、いかに野菜に太陽の光が大切なのかがわかるようになりました。こんな時は、ストックしてある切り干し大根や干しニンジン、干しゴボウといった乾物、冷凍庫で保存している冷凍野菜などをうまく活用して、野菜不足にならないようにしたいと思います。
とくに重宝しているのは「切干大根」。煮物にするのが一般的ですが、水戻ししてサラダや炒め物にしてもとてもおいしくいただけます。いろいろ試してみましたが、ピーマンと豚肉で作る青椒肉絲に入れてみたら、とてもよい食感が楽しめました。ぜひ、試してみてください。
【材料】2人分
切干大根 15g
豚ロース肉 120g
ピーマン 2個
パプリカ(オレンジ) 4分の1個
生姜 1片
ごま油 小さじ1杯
(豚肉下味用)
酒 大さじ1杯
しょうゆ 小さじ1杯
片栗粉 小さじ2杯
ごま油 小さじ1杯
(合わせ調味料)
オイスターソース 大さじ1杯
しょうゆ 小さじ1杯
酒 大さじ1杯
砂糖 小さじ1杯
鶏ガラスープ(顆粒) 小さじ1杯
片栗粉 大さじ1 杯
水 100cc
【作り方】
1.切干大根を水戻しし(10分程度)、水気を絞っておく。
2.ピーマン・パプリカを繊維に沿って千切りにする。生姜はみじん切りにする。
3.豚ロース肉を細切りにして、下味用の酒・しょう油を加えて揉みこみ、片栗粉をまぶして、ごま油を絡める。
4.合わせ調味料の材料をよく混ぜておく。
5.フライパンにごま油、3の豚肉、生姜のみじん切りを入れ中火にかけて肉をほぐしながら炒める。 肉の色が変ったら、ピーマン・パプリカ・切干大根を加える。
6.5に4の合わせ調味料を回し入れて全体にとろみがつくまで炒める。
野菜ソムリエ・アスリートフードマイスター。「楽しく、美味しく、健康な生活を!」をコンセプトに野菜についてのコラム執筆、セミナー開催、レシピ考案などを行っている。ブログ「最近みつけた、美味しいコト。。。」で日々の食事メニューを発信中。